株式投資に資格は必要ありませんし、あったからといって利益を上げられるわけではありません。
もちろん資格はないよりはあった方がいいとは思いますが、株式投資で儲けるために資格の勉強をするなら、その時間を相場に使った方が良いでしょう。
ここでは株式投資に関連しそうな資格である、日商簿記、証券外務委員、証券アナリストを例にして、みていきたいと思います。
日商簿記と株式投資
日商簿記では貸借対照表(バランスシート)や損益計算書の理解を深めることはできますが、株式投資では実際に経理のような仕分けの作業を行うわけではないので、深い知識は必要とされません。
もちろん企業の決算内容を理解するにはある程度の知識は必要にはなりますが、わざわざ資格を取得する必要はないでしょう。
またもし株式投資をチャートを使ったテクニカル分析で行うのであれば、企業の決算情報すら見ないという場合もあります。
ファンダメンタル分析で株式投資を行っていて、さらに知識を深めたいというのであれば資格を取得しても良いとは思いますが、それが直接的に株式投資の利益につながることはありません。
証券アナリストと株式投資
証券アナリストは金融のプロ向けの資格であり、かなり難易度が高い資格です。
証券会社に勤務していてレポートを発表するのであれば役に立つ資格だとは思いますが、株式投資のために勉強をするには時間がかかりすぎてしまいます。
たしかに証券アナリストの資格を取得することで、企業の決算分析は完ぺきすることはできますが、日商簿記と同様にそこまでのレベルが必要なのかは考えていく必要があります。
証券アナリストは証券会社で働く人向けに資格であり、個人投資家レベルでは必要ないと言えるでしょう。
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証券外務員と株式投資
証券外務員は株式投資にかかわる法律や知識が必要とされる資格です。
かなり専門的な内容で証券会社の社員が営業をする際には必要な知識ではありますが、こちらも個人投資家レベルでは全く必要のない資格です。
トレードとはかけ離れた内容になりますので、株式投資を行っていくのであれば、勉強する必要はないでしょう。
まとめ
何かをはじめようとする際に資格を気にするのはある意味日本人的な発想と言えるでしょう。
確かに資格があった方が有利なように思えてしまいますが、個人投資家として株式投資を行っていくのであれば、どの資格も必要ありません。
資格を勉強する時間があれば、テクニカル分析などに時間を使った方が、株式投資で利益をあげていく確率は高くなるでしょう。
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