メリマンサイクル理論の詳細をわかりやすく解説。平均22週のプライマリーサイクルが日経平均株価で再現可能。

中長期の長い期間で株価チャートをみていると、株価の高値と安値には一定の周期が見られることがあります。

このような周期を発見することができれば、有利に投資を行っていける可能性が高くなります。

レイモンド A. メリマン氏は一定の周期があることを発見し、「相場サイクルの基本 メリマンサイクル論」にその内容をまとめています。

ここではメリマンサイクル論についてみていきたいと思います。

⇒【始値、終値、高値、安値を説明

メリマンサイクル論とは? 

メリマンサイクル論とは、相場の価格変動には一定のサイクルがあるというもので、平均18週で形成される安値から安値をプライマリーサイクル呼びます。

商品や相場環境によって厳密に18週となるわけではなく、±1/6のオーブ(許容範囲)があり、その許容範囲に80%の確立で収まるとしています。

したがってメリマンサイクル論では18週平均のサイクルがある商品は、18週±1/6=15週から21週の間に安値から次の安値が80%の確立で来るということになります。

また、メリマンサイクルではプライマリーサイクルには、3つ程度のメジャーサイクルという小さいサイクルがあることも指摘しています。

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プライマリーサイクルを日経平均株価でみてみよう。 

それでは日経平均株価のプライマリーサイクルをみてみましょう。

以下は日経平均株価の週足チャートです。

まずこのチャートの中で最安値を探すと、2016年2月12日に14,865円があります。

これを起点に次の安値を探していくと、赤矢印で記載した通り、6個のプライマリーサイクルを発見しました。

6個のプライマリーサイクルの平均は約21.7週であり、オーブを含めると18~25週で、6つのプライマリーサイクルのうち、5つがその範囲内に収まっています。

これはすごい確率ではないでしょうか?

プライマリーサイクルを意識してトレードすれば、利益の確立は上げていけそうです。

⇒【日経平均株価の詳細を解説

⇒【ファンダメンタル分析とテクニカル分析を解説

まとめ 

メリマンサイクル理論はトレンドが発生している相場であれば、再現性が高い理論だと思います。

日経平均株価の例では6つのプライマリーサイクルしか見ませんでしたが、更に過去にさかのぼって検証することで、より精度の高い想定ができるようになります。

またプライマリーサイクルの中には平均6週程度のメジャーサイクルもありますので、これらのサイクルをうまく使うことで、トレードで利益の確立を上げることができるでしょう。

是非気になる銘柄があれば検証をして、実践してみると良いと思います。

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