いよいよ注目の「ソフトバンク」が2018年12月19日に東証一部に上場します。公開価格は1,500円、IPOの初値はほとんどの場合公開価格を上回りますが、「ソフトバンク」は大型のIPOに加えて、日経平均株価が下落基調と地合いの悪さが懸念されています。
「ソフトバンク」の初値は1,500円~1,600円になると予想しており、長期保有でないのであれば、初値が公開価格を上回ったら販売した方が良いと思います。
ここでは「ソフトバンク」のIPOについてみていきたいと思います。
⇒【「ソフトバンク」IPOは買い?】
⇒【IPO(新規公開株)の詳細を解説】
日経平均株価下落で上場のタイミングは悪い
2018年12月18日の日経平均株価は前日比▲391円(▲1.8%)の21,115円で取引を終了しました。10月26日に付けた安値20,971も迫っており、「ソフトバンク」上場のタイミングとしては決して良いと言えません。
日経平均株価の動向だけを見ると公開価格の1,500円を割れてもおかしくはないですが、大きく上回ることはなくても、初値が公開価格を下回る可能性は低いのではと考えています。その理由についてみていきたいと思います。
「ソフトバンク」初値が公開価格を上回る理由
「ソフトバンク」は大注目のIPO案件であり、失敗してしまうと今後のIPOだけでなく、日本株全体に悪影響を及ぼす可能性があります。そうならないためにも機関投資家などの買いが入り、初値では最低でも公開価格を上回る可能性が高いと考えています。
また公開価格をベースとした「ソフトバンク」の配当利回りは5.0%であり、配当狙いの個人投資家の買いも強いと思われます。IPOに落選した投資家も公開価格と同値あるいは少し上で買いたいと思っている人は多く、1,500円近辺での買いは根強いと思います。
「ソフトバンク」IPO売却のタイミング
ただ株式市場全体の地合いの悪さを考えると、初値は公開価格を上回ったとしても、その後は売り込まれて公開価格を下回る可能性はあると思います。
もし「ソフトバンク」のIPOに当選して短期的な売り時を考えているのであれば、初値か初値が付いた直後に売却した方が良いでしょう。
もし長期的に保有していくことを考えているのであれば、「ロックアップ」期間が終了する180日後までは一旦様子見する形で良いと思います。
「ソフトバンク」セカンダリー投資
セカンダリー投資を狙っていくのであれば、まずは初値がいくらになるのか見極めた上で、公開価格以下になるタイミングがあれば買っていっても面白いでしょう。
「ソフトバンク」は利益率も高く、配当利回りも高いことから、株式市場の地合いが良くなれば株価は上昇していくことが期待できます。
まとめ
「ソフトバンク」の初値は公開価格の1,500円を上回るとは思いますが、大幅に上昇する可能性は低いと考えています。短期的に販売するのであれば初値での売却を検討した方が良いでしょう。
公開価格を下回るタイミングもあると思われ、セカンダリー投資を狙うチャンスかもしれません。
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