2018年10月12日にイオンと四国でスーパーを展開するフジが資本業務提携することを発表しました。
イオンは2019年2月末までにフジ株の最大15%を既存株主から相対で取得する方針です。
ここではイオン、フジそれぞれの株価の動きをみていきたいと思います。
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イオン2018年11月以降株価上昇・下落の可能性
イオンの2018年10月12日の株価は、前日比▲116円(▲4.3%)の2,556.5円と大きく下落して取引を終了しました。
同日に発表したフジとの資本業務提携がネガティブに捉えられたようです。
イオンの2018年の株価は3月2日に年初来安値1,736円を付けた後、きれいな上昇トレンドを形成し、9月28日には年初来高値2,746円を付けました。
その後はやや調整しており、これからの株価の動きに注目が集まります。
テクニカルには急落によって25日移動平均線(緑色)を下抜けており、早々に回復できるかがポイントとなります。25日移動平均線の上に戻すことができれば、短期的には再度年初来高値を目指す可能性が高そうです。
75日移動平均線(水色)が位置する2,400円近辺までは下落した場合、7月11日に反発したように再度上昇に向かるかがポイントです。
その場合は25日移動平均線まで少し距離がありますので、もし反発できたとしても再度上昇に向かうには時間を要するかもしれません。
イオン株は株主優待目当てで個人投資家の買い意欲が強いので、購入を検討している人は今回の押し目をうまく拾っていきたいところです。
このまますぐ反発するのであれば25日移動平均線回復を待って、下落するのであれば75日移動平均線付近での反発を確認して買ってみるのはありだと思います。
⇒【押し目買いの詳細を解説】
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フジ2018年11月以降株価上昇・下落の可能性
フジの10月12日の株価は前日比+82円(+3.7%)の2,271円で取引を終了しました。
一時は年初来高値に迫る2,444円を付けるなど、イオンとは対照的に資本業務提携がポジティブに捉えられています。
2018年のフジの株価は7月12日に年初来安値1,955円を付けた後、上昇に転じています。
テクニカルには10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)は上向きとなっているものの、75日移動平均線(水色)と200日移動平均線(オレンジ色)は下向きで方向感が掴みずらい展開です。
今後上昇に向かうためには、まずは200日移動平均線と25日移動平均線を維持できるかがポイントとなります。
10月12日安値2,140円も75日移動平均線付近でサポートされているので、下落してもそこがサポートとして機能している限りは上昇に向かう可能性はあります。
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フジの店舗数、大株主
フジは1967年に愛媛県宇和島市で1号店を開業し、現在では四国4県と広島県・山口県に96店舗を展開しています。
イオンはフジの既存株主から最大15%を相対で取得する方針で、2018年8月31日時点のフジの大株主は以下の通りです。
引用:株式会社フジとイオン株式会社の資本業務提携のお知らせ
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まとめ
イオンとフジは資本業務提携することを発表し、イオンは2019年2月末を目途にフジの株式を最大15%取得します。
資本業務提携発表を受けてイオン株は大幅下落、フジ株は大幅上昇と対照的な値動きとなりました。
イオンの株価は年初来高値から調整をしており、絶好の押し目買いポイントとなる可能性があります。
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