世の中には株式投資だけで生計をたてている専業投資家はいますので、生活していくことは可能と言えるでしょう。
ただ覚えておいてほしいのは、株式投資の世界は9割の人が負けて1割の人が勝つという厳しい世界です。
メディアには1年間で1億円以上稼いだという人が多くいますが、利益をあげているトレーダーの中でも相当レアな存在で、割合としては全体の1%以下と言えるでしょう。
中には嘘をついて商売としてアピールしている人もいるので注意が必要ですが、現実的に大きな金額を儲けていくというのは考えないほうが良いでしょう。
ここでは株式投資で生活するためのコツや方法、メリット・デメリットについてみていきたいと思います。
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株式投資で生活していくためのコツや方法
株式投資で生計を立てていくためには、「株式投資の利益>生活費」にする必要があります。
多くの人はいかに「株式投資の利益」を増やしていくかに焦点をあててしまい、過剰なリスクを取りすぎてしまって大損する人は少なくありません。
「株式投資の利益」を増やすことも大事ですが、同時に「生活費」をいかに安く抑えるかがポイントになってきます。
たとえば、月々の生活費が30万円であれば税金のことも考えると毎月40万円以上は稼いでいく必要がありますが、これは簡単なことではないでしょう。
一方で月々の生活を5万円まで抑えることができれば、毎月10万円を稼いでいけばよくなります。
なかなか毎月5万円で生活をするのは簡単ではありませんが、実家に戻ったり、地方や海外に移住することで実現できないわけではありません。
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株式投資で生活していくことを夢見る人の典型的な失敗例
たいていの人は今の生活を変えないで、それを上回る利益を求めてしまいます。
もし月に40万円=年間480万円を儲けていくには、資金として1億円は欲しいところですが現実的な数字ではないでしょう。
では月に10万円=年間120万円であれば2,000万円程度、多少リスクを取っていくのであれば1,000万円でも達成可能かもしれません。
また120万円であれば、配当利回りや株主優待狙いでも実現可能な金額とも言えるでしょう。
サラリーマンの人が会社を辞めて株式投資だけで生活していこうと思うのであれば、コストを大きく下げたうえで、1,000万円~2,000万円の資金を作っていくというのが現実的です。
年間の生活費も120万円ですので、これは別枠で取っておけば投資で失敗しても1年間は生活に困ることはありません。
株式投資で生活していくのは無理だと思えば、またサラリーマンに戻るという選択もすることができます。
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株式投資で生活していくことのメリット・デメリット
株式投資だけで生活していくことのメリットは、サラリーマンのように時間に縛らたり、満員電車に乗って通勤する必要もありません。
株式市場は9時~15時の間に取引されていますが、トレード手法によってはこの時間も自由に過ごすことができるでしょう。
一方でデメリットとしては毎月の収入が安定しなかったり、社会的な評価はどうしても低くなってしまいます。
メリットとデメリットを比較して、どちらを重視していきたいのか考えていくと良いでしょう。
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まとめ
株式投資で生活していこうと考える人は、いかに利益を増やすかに注目してしまい、過剰なリスクを取って失敗することが多いです。
生活コストを下げればプレッシャーも少なくなり、現実的な金額にありますので、実現の角度は高くなるでしょう。
多くの人にとって時間や場所に縛られずに生活できるというのは憧れだと思います。
デメリットもありますが、興味があれば計画を立ててチャレンジしてみると良いと思います。
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