企業の枠を超えた外食チェーンの初の取り組みとして、注目を集めています。
ここでは吉野家の定期券、業績や株価への影響をみていきたいと思います。
目次
吉野家定期券発売へ。はなまるうどん、ガストでも利用可能。詳細とは?
吉野家は2018年8月27日から期間中に何度でも割引となる定期券を発売することを発表しました。
価格は300円(税込)で使用期間は9月10日~10月21日。
吉野家では一食ごとに80円引きとなり、店内では何食でも、テイクアウトは最大3食まで利用することができ、家族や友人との利用も可能です。
またこの定期券は「はなまるうどん」と「ガスト」でも利用することができ、「はなまるうどん」ではうどん一杯ごとにてんぷらが1品無料、「ガスト」では会計から100円引きとなります。
競合である外食チェーン同士の取り組みが、どのような影響を与えるのか注目されています。
吉野家2019年2月期第一四半期決算は赤字転落。
吉野家の2019年2月期第一四半期決算は、売上高が前年同期比+2.7%の497億円となったものの、経常利益は▲4,400万円、四半期純利益は▲3億8,800万円の赤字となりました。
通期見通しは売上高が前期比+6.3%の2,110億円、経常利益は前期比+2.1%の47億円、当期純利益は前期比+14.0%の17億円を見込んでいます。
定期券の発売によって、第一四半期の赤字を挽回できるか、注目です。
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吉野家2019年2月期第一四半期決算赤字転落で年初来安値更新。定期券販売の影響は?
吉野家の2018年8月24日の株価は前日比+27円(+1.4%)の1,900円で取引を終了しており、定期券に対する期待感が反映されているかもしれません。以下は吉野家の日足チャートです。
2018年の吉野家の株価は緩やかな上昇トレンドを形成し、4月9日には2,275円の年初来高値を付けましたが、2019年2月期第一四半期決算が赤字に転落すると大幅安となり、7月13日には年初来安値となる1,771円を付けました。
現在の株価は少し上昇していますが、引き続き安値圏での推移となっています。
テクニカルには直近の上昇で25日移動平均線(緑色)を上抜けしており、維持できるかが注目です。25日移動平均線より上で推移できれば、今後株価は上昇に向かう可能性は高いでしょう。
株価が本格的に上昇に向かうためには、大きく窓開け下7月9日高値1,961円を超えていけるかがポイントです。ここまで株価が回復すれば、2,100円までは一気に上昇する可能性もあります。
吉野家2018年9月以降株価上昇の可能性まとめ
吉野家の株価は、決算赤字転落を嫌気して大幅に下落していますが、今後定期券の販売で挽回できるのか注目です。
決算発表直後は大きく窓開けしており、その水準まで戻すことができれば、一気に決算発表前の水準まで戻す可能性もあります。
定期券が業績にどのような影響を与えるのか、注目です。
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