株式投資には様々な手法があります。
ここでは代表的なものをいくつか見ていきたいと思います。
目次
超短期の株式投資手法、スキャルピングとは?
数秒から数分間の超短期でトレードする手法をスキャルピングと言います。
超短期間のトレードで少ない利益を積み上げていく手法ですが、売買回数を増やしたり、信用取引によるレバレッジを使って、トータルの利益を大きくしていきます。
売買回数が多いので、手数料の安い証券会社を選ぶ必要があります。
ファンダメンタル分析は行わず、チャートを使ったテクニカル分析を使ってのトレードで、超短期間で一定方向に動く株価の値動きを狙っていきます。
使うチャートとしては1分足、5分足が基本となります。
超短期トレードのため決算発表等のファンダメンタル要因には影響は受けませんが、トレード時は常にパソコンの画面に張り付いて、瞬時に判断を下す瞬発力が必要となります。
相場が想定と逆に動いた際には素早い損切りが求められるため、初心者向きのトレードスタイルではありません。
常にチャートを見続ける必要もあるため、サラリーマン向けのトレードスタイルでもありません。
⇒【信用取引の詳細を解説】
一日で完結する投資手法、デイトレード(デイトレ)とは?
数十分から数時間の短期でトレードする手法をデイトレードと言います。
略してデイトレとも言います。
短期トレードであるため、売買回数を多くして利益を積み上げていく点はスキャルピングと同じですが、スキャルピングより大きな値幅を狙っていきます。
売買回数は多くなるので、手数料の安い証券会社を選ぶ必要があります。
ファンダメンタル分析は行わず、チャートを使ったテクニカル分析を使ったトレードで、チャートは5分足、15分足、1時間足を主に使用します。
その日のうちにポジションを解消するため、取引時間外に株価に影響を与えるニュースが発表されても影響はありません。
トレードする際には常にチャートを確認できる環境にいる必要があるため、こちらも初心者やサラリーマン向けのトレードスタイルではありません。
⇒【売買手数料について解説】
数日から数週間で完結する投資手法、スイングトレードとは?
数日から数週間でトレードする手法をスイングトレードと言います。
毎日トレードするものではないですが、比較的短期間で株価のトレンドを捉えていく手法です。
トレンドを狙っていくため、ファンダメンタル分析よりもテクニカル分析を重視していきますが、ファンダメンタル要因による値動きも多少関係してきます。
チャートは日足、週足を主に使用します。
相場を確認するのは一日一回程度でよいため、初心者やサラリーマン向けの手法となります。
数ヶ月から数年単位で行う投資手法、中長期投資とは?
数ヶ月から数年単位の中長期でトレードする手法を中長期投資と言います。
中長期での大きなトレンドを狙っていくため、ファンダメンタル分析もテクニカル分析も重視します。
主に使うチャートは日足、週足、月足となります。
長期的に見て成長しそうな株や、PERやPBRなどの指標を使いながら、割安となっている株を狙っていきます。
うまくいけば株価が数倍となることもありますが、株価上昇までに時間がかかることから、資金効率は悪くなります。
長期目線のため、資金を数回に分けて株価が安いところを買い付けて、取得単価を下げていくのも有効です。
相場の確認も一日1回で十分なため、初心者やサラリーマン向けの手法と言えます。
まとめ
以上が、株式投資の主な投資スタイルとなります。
どの手法を使っても利益を上げていくことは可能ですが、それぞれの特徴やメリット・デメリットを意識して、自分にあったトレードスタイルを見つけていきましょう。
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⇒【株式投資の真実とは】
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