不動産仲介チェーン「アパマンショップ」を傘下に持つAPAMANの2018年12月17日の株価は、前日比▲56円(▲6.3%)の832円で取引を終了しました。
前日に札幌市にある「アパマンショップ平岸駅前店」の従業員が原因でガス爆発が発生したことが発覚し、APAMANの株価は売り込まれる形となりました。
ここではAPMANの株価の値動きと札幌爆発事故についてみていきたいと思います。
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APAMAN、札幌爆発事故で株価下落
札幌爆発事故の原因が「アパマンショップ平岸駅前店」の従業員であることがお昼ごろに明かになると、APAMANの株価は売り込まれ、一時は前日比▲78円の810円まで下落しました。
直接的に業績に影響を与えるニュースではありませんが、事件のインパクトが大きく、株価に影響を与えたと思われます。
APAMAN2018年株価の値動き
2018年のAPAMANの株価は2月9日に年初来安値となる776円を付けた後は一気に上昇し、4月11には年初来高値となる1,794円を付けました。
しかしながらその後は下落に転じ、今回の爆発事故の影響を受けて9月18日安値925円を大きく割り込んできています。
APAMANテクニカル分析
APAMANの株価のテクニカル分析は、10日移動平均線(ピンク色)・25日移動平均線(緑色)が下向きとなっており、それぞれ75日移動平均線(水色)とデッドクロスを完成していることから、今後も下落が続く可能性が高そうです。
8月16日安値984円や9月18日安値925円も割り込んできており、2月9日の年初来安値である776円を目指す可能性もありそうです。
短期的には上昇したとしても10日移動平均線が位置する960円近辺や心理的節目の1,000円がレジスタンスとなる可能性が高そうです。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
⇒【ゴールデンクロス、デッドクロスを解説】
札幌爆発事故の詳細と原因
札幌の爆発事故は12月16日20時半頃発生し、「アパマンショップ平岸駅前店」や飲食店などが入居する雑居ビルが全焼し、42人が重軽傷を負いました。
当初は飲食店で爆発が発生したと見られていましたが、12月17日の北海道警察の捜査に対して、「アパマンショップ平岸駅前店」の従業員が100個以上の消臭スプレー缶のガスを抜いた後、手を洗おうとしたら爆発したと証言しており、これが原因とみられています。
まとめ
APAMANの株価は札幌爆発事故の影響を受けて大きく下落しており、テクニカル的にも下落が継続しやすいチャート形状となっています。年初来安値を更新するのか注目です。
札幌爆発事故の原因は「アパマンショップ平岸駅前店」の従業員であることがわかりましたが、この事故が業績などに与える影響はないものの、事故のインパクトが大きく、株価は売られています。
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