株式投資の初心者は、儲けるためには株価の値動きを当てることが重要だと考えています。
もちろんそれも重要ではあるのですが、それよりも資金管理やリスク管理の方が重要ですし、利益を上げているトレーダーはそれらを徹底しています。
ここでは株式投資の鉄則についてみていきたいと思います。
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株価の動きを当てても儲かるとは限らない
株式投資では株価の動きを当てることができれば100%利益を上げられると考えている人は多いです。
確かに利益を上げられる可能性は高くはなりますが、どのくらいの時間軸でどの程度の値動きを狙っていくなどのトレード戦略が無ければ、どこで利食いをしてよいのかわからなくなってしまい、小さな利益で利食いをしてしまったり、欲張りすぎた挙句に株価が下がって損をしてしまうということがあります。
儲かっているトレーダーは予想を的中させる能力に優れていると考えがちではありますが、彼らが本当に優れているのは資金管理やリスク管理能力です。
株価の動きを100%的中させるというのは不可能で、的中した時にはいかに利益を最大化し、外れた時にはしっかりと損切りをして資金を守るということが徹底されています。
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儲かるトレーダーは資金管理とリスク管理に優れている
では資金管理やリスク管理とはどのようなことを言うのでしょうか?
資金管理では1回のトレード当たりのリスク許容度、つまり損をして良い割合をしっかりと管理しています。
たとえば資金量に対して2%というような形で、100万円の資金があれば2万円までとなります。
気にある銘柄が見つかったら、まずはエントリーポイントと損切りポイントを確認して、逆算して株数を決めます。
こうすることで基本的には想定した金額以上の損失を被ることはありません。
100%株価の値動きを的中させるのは不可能であることを知っているので、外した時には自分の資金を守ることを徹底します。
リスク管理では複数の銘柄を同時に保有している時には、同じような値動きをする銘柄であればポジションを縮小したり、株価が大きく動きやすい決算発表前にもポジションを縮小したりします。
1回のトレード当たりの損失を2%に抑えることを徹底していても、一気に10銘柄のポジションを持っていれば最大で20%の損失を被る可能性があり、そのあたりのリスクを適切に管理していきます。
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優秀なトレーダーは優位性のあるトレード戦略を持っている
継続的に利益をあげているトレーダーは、資金管理とリスク管理を徹底したうえで、優位性のあるトレード戦略を持っています。
これらのどれか1つでもかけてしまったら、相場で利益を上げることは難しく、暴落に巻き込まれた際には大損をして市場から撤退せざるを得なくなってしまいます。
これらを徹底することによって、株価が自分の想定と反対に動いた時には損失を限定し、想定通りに動いた際には利益を最大化し、トータルでは利益を上げることができるのです。
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まとめ
株式投資の鉄則についてまとめると、利益を上げているトレーダーがまず徹底しているのは資金管理とリスク管理です。
初心者は株価の値動きを当てることばかりを考えていますが、100%て的中させることは不可能で、予想と反対に動いた際には自分の資金を守っていくことが重要となります。
その上で優位性のトレード戦略があり、株価が値動きが的中した場合には利益を最大化し、外した場合には損失を限定して、トータルで利益を上げていってるのです。
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