吉野家ホールディングス(HD)の2019年1月15日の株価は、前日比+33円(+1.9%)と上昇しましたが、安値圏での推移が続いています。1月10日に発表した2019年2月期の第三四半期決算が赤字に転落し、通期見通しも赤字と苦しい展開となっています。
ここでは吉野家の株価の推移と決算見通しについてみていきたいと思います。
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吉野家HD株価の値動き
吉野家HDの株価は2018年12月25日に1,666円の安値を付けた後上昇していましたが、1月10日に赤字決算を発表すると翌日1月11日は大幅下落となり、1月15日には1,702円の安値を付けています。
一旦は年初来安値を更新することなく反発していますが、決算は苦戦しており、今後も安値圏での推移が続く可能性があります。
吉野家HD株価テクニカル分析
吉野家HD株価をテクニカルで見てくと、移動平均線が下向きとなっており下落トレンドであることがわかります。特に直近では25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)がデッドクロスを完成し、10日移動平均線(ピンク色)を大幅に下抜けしていることから、弱いチャートとなっています。
短期的に上昇したとしても10日移動平均線が位置する1,800円近辺がレジスタンスとなる可能性が高く、安値更新を警戒する時間帯が続きそうです。
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吉野家HD決算見通し
吉野家HDの2019年2月期決算見通しは、売上高が前期比+3.3%の2,050億円と増収を見込んでいるものの、経常損益は前期比▲63.1%の17億円、当期純損失は前期比▲173%の▲11億円となっています。
人件費や物流費の高騰が影響し、赤字転落の見通しとなっています。また既存店の客数も減少に転じており、今後も厳しい状況が続いていきそうです。
まとめ
吉野家HDは決算赤字転落見通しとなり、株価は年初来安値を更新する可能性も出てきています。テクニカル的にも弱いチャート形状となっており、今後どこまで下落するのか、どこで反発するのか注目です。
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