三陽商会の株価は安値圏での推移が続いており、ここから上昇に向かえるのか大事な局面を迎えています。
そんな中、2018年9月21日に希望退職者を募集することを発表しました。
短期的には特別損失の計上で2018年12月期決算の悪化要因とはなるが、コスト削減によって長期的な業績改善・株価上昇につながるのか注目です。
ここでは三陽商会の株価の値動き、希望退職者募集の概要、業績についてみていきたいと思います。
三陽商会株価上昇・下落の可能性
2018年9月21日の三陽商会の株価は前日比+6円(+0.3%)の2,082円で取引を終了しました。
希望退職者募集の発表は引け後であったため、株価への影響がみられるのは連休明けの9月25日以降になります。
2018年の三陽商会の株価は4月にかけて上昇し、4月19日には年初来高値となる2,848円を付けました。
しかしながらその後は下降トレンドを形成し、8月21日には1,910円の年初来安値を付けて、その後は少し回復しているものの安値圏での推移となっています。
テクニカルには25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)が下向きで弱いチャートの形状となっているものの、10日移動平均線日(ピンク色)と25日移動平均線がゴールデンクロスを完成し、上昇開始となるか重要なポイントとなっています。
直近は75日移動平均線がレジスタンス(上値抵抗線)となりましたが、下値は25日移動平均線及び10日移動平均線でサポートされており、今後どちらに向かうのか注目が集まります。
上下どちらも抵抗が強いためやや時間を要する可能性はありますが、25日移動平均線を維持できている限りは上昇に向かう可能性が高いのではと考えています。
ただどちらに動きてもおかしくはないので、方向性が出るまでトレードは見合わせることをおすすめします。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
三陽商会、希望退職者募集の概要
三陽商会は以下の通り250名程度の希望退職者を募集することを発表しました。
引用:三陽商会ニュースリリース
2018年12月期決算で特別退職金と再就職支援費用を特別損失として計上する予定で、金額については第三四半期決算発表時に公表するとしています。
短期的には決算のマイナス要因となりますが、今回のリストラを市場がどのように評価するのか注目です。
三陽商会2018年12月決算見通し
三陽商会の2018年12月期決算は、売上高が前期比▲3.3%の605億円、経常益が▲15億円(前期は▲19億円)、当期純利益は21億円(前期は▲10億円)と、黒字化する見通しとなっていますが、苦しい状況が続いています。
リストラ費用計上で赤字転落の可能性も0ではないため、今後の発表に注目です。
まとめ
三陽商会の株価は安値圏での推移となっていますが、今後上昇に向かえるのかの重要局面となっています。
上下ともに抵抗は強く今の価格帯でもみ合う可能性はありますが、チャート的には上昇に向かう可能性が高いと見ています。
希望退職者募集を市場がどのように評価するのか注目で、株価に方向性が出てからトレードすると良いでしょう。
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