相場ではトレンドが発生することが良くありますが、そのトレンドを確認する方法の1つにトレンドラインというものがあります。
トレンドラインをうまく使いこなせば、相場が反発・下落するポイントやトレンド転換するポイントを予想することができ、投資をする際の参考になります。
ここではトレンドラインについてみていきましょう。
⇒【トレンドの詳細を解説】
目次
レンドラインとは?サポートライン、レジスタンスラインとして機能する。
トレンドラインとは、ローソク足チャートにおいて、複数の高値または安値を結んだ線のことで、線の傾きから上昇トレンドか下降トレンドかを判断することができます。
トレンドラインは上昇トレンドであれば下値支持線(サポートライン)、下降トレンドであれば上値抵抗線(レジスタンスライン)として機能することが多く、非常に優れたテクニカル分析ツールとなっています。
またトレンドラインを破った時にはトレンドが転換することも多く、トレンド転換前は下値支持線として機能していたものが、トレンド転換後は上値抵抗線として機能することも多いです。
上昇のトレンドラインをローソク足チャートに引いてみよう。
実際のローソク足チャートを使って上昇のトレンドラインを引いてみましょう。
以下は4911 資生堂の日足チャートです。
2018年2月6日安値5,254円から上昇していますが、3月26日安値6,067円、4月19日安値6,670円にラインを引くと上昇トレンドのトレンドラインとなります。
上昇トレンド時のトレンドラインは下値支持線となりますので、押し目買いの絶好のポイントとなることが多いです。
トレンドラインを下抜けしたら損切りするというトレードを行うことができます。
⇒【押し目買いの詳細を解説】
⇒【損切りの詳細について解説】
下降のトレンドラインをローソク足チャートに引いてみよう。
実際のローソク足チャートを使って下降のトレンドラインを引いてみましょう。
以下は8358 スルガ銀行の日足チャートです。
2018年1月26日高値2,566円から下降トレンドに入っていますが、4月3日安値1,431までの高値に線を引いていくと、下降トレンドのトレンドラインとなります。
下降トレンド時のトレンドラインは上値抵抗線となりますので、戻り売りの絶好のタイミングとなることが多いです。
トレンドラインを上抜けたら損切りするというトレードを行うことができます。
⇒【戻り売りの詳細を解説】
まとめ
明確なトレンドが発生している際にはトレンドラインを見ることによってトレードポイントを見つけることが容易になります。
上昇トレンド時には高値に飛びつくのではなく、トレンドラインを意識しながら押し目買いを狙うと、勝率も上がってくると思います。
反対に下降トレンド時にはトレンドラインを意識して戻り売りを狙っていくと良いでしょう。
移動平均線などの他のテクニカル指標と組み合わせてもよいと思います。
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⇒【移動平均線の詳細を解説】
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