東洋水産の株価は2018年11月20日に年初来安値となる3,750円を付け、安値圏での推移が続いています。
そんな中2019年4月1日出荷分から約200品目の値上げをすることを発表しました。
ここでは東洋水産の株価の動きと値上げについてみていきたいと思います。
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東洋水産、値上げ発表で株価上昇
値上げを発表した12月4日の東洋水産の株価は、前日比+60円(+1.5%)の4,015円で取引を終了しています。問匹中には一時4,055円まで上昇しました。
株価は約1ヶ月ぶりに4,000円台を回復しており、商品の値上げによる業績の改善が期待されており、今後も上昇傾向が続くのか注目です。
2018年東洋水産の株価の値動き
東洋水産の2018年の株価は、1月9日に4,915円の年初来高値を付けた後、下降トレンドを形成しています。
7月3日には3,785円の安値を付けた後、9月21日には4,475円まで回復するものの、その後は再び下落に転じ、11月20日には年初来安値となる3,750円を付けました。
現在は安値からの回復を試しており、このまま4,000円台を定着することができるのか、注目です。
東洋水産株価のテクニカル分析
東洋水産の株価をテクニカルにみていくと、25日移動平均線(緑色)を突破してきてはいるものの、200日移動平均線(オレンジ色)がレジスタンスとなっており、ここを突破できるかが注目です。
200日移動平均線の上には75日移動平均線(水色)もあるため、4,100円前後を上抜けするのは時間を要する可能性があります。4,100円を明確に上抜けすることができれば、上昇トレンドへの転換が期待できます。
一方で200日移動平均線と75日移動平均線がレジスタンスとして機能し、25日移動平均線を下回るようだと、再度年初来安値をトライする可能性があります。
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東洋水産、2019年4月1日出荷分から値上げ
東洋水産は12月4日、2019年4月1日出荷分から約200商品の値上げを実施することを発表しました。値上げの理由は小麦などの原材料費の上昇と物流費・人件費の上昇。
マルちゃんの生めん商品は4~9%、マルちゃんのチルド商品は3~6%の値上げ。マルちゃんの市販用商品は3~5%、マルちゃんの業務用商品は2~7%の値上げとなっています。
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まとめ
東洋水産の株価は年初来安値を更新し、安値圏での推移が続いていましたが、2019年4月1日出荷分からの商品値上げを発表し、株価上昇のきっかけとなるのか注目です。
まずは4,000円台を定着させ、複数の移動平均線が位置する4,100円を突破できるのかがポイントとなります。
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