初心者が株式投資を始める場合、どのようにトレードするか悩むと思います。
また順張りのトレードで利益を上げられるようになってきたら、逆張りのトレードも試したくなることもあるでしょう。
ここでは基本的な株式投資戦略である逆張りについて解説していきたいと思います。
⇒【順張りの詳細を解説】
逆張りとは?トレンドに逆らう?
逆張りとは、トレンドと逆方向に売買をする取引で、上昇トレンドであれば売り、下降トレンドであれば買いを行います。
トレンドに逆らって取引をしますので、一般的には勝率が低くなりますが、思惑通りにトレンド転換した際には、大きな利益を取れる可能性があります。
逆張りは、相場が思惑と違う方向に動いた際には素早い損切りが必要となり、中・上級者向けのトレード手法となります。
⇒【トレンドの詳細を解説】
⇒【損切りの詳細について解説】
逆張りの具体的なトレード例とは?移動平均線を使ってトレンドを判断する。
実際のチャートから逆張りのトレード方法をみていきましょう。
8358 スルガ銀行の日足チャートを使います。
25日移動平均線(緑色)、75日移動平均線(水色)は前半は2本ともほぼ横ばいで方向感無し、後半は2本とも右肩下がりのため、下降トレンドであることがわかります。
それではエントリーポイントの例をみていきましょう(他にもエントリーポイントはあります)。
① 高値圏での移動平均線下抜けで売り
最初の赤丸のポイントでは、1月10日に高値2,569円を更新している中、25日と75日移動平均線を下抜けてデッドクロスを完成したところでの売りです。逆張りはRSIなどを組み合わせると、エントリーのタイミングをはかりやすいです。
② 安値圏での大陰線後に買い
2つ目の赤丸のポイントでは、4月18日に大陰線をつけた後、売りが出きったと予想しての逆張りの買いエントリーです。ここでもRSIを使ってタイミングをはかってもよいですし、年明けから大きく下落しているので、ファンダメンタル分析から株価が割安と判断していくという方法もあります。
それぞれトレンドに逆らったトレードではありますが、成功した際には大きく利益が取れる可能性があります。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
逆張りについて理解していただけましたでしょうか?
逆張りのトレードは集中力と判断力を要するトレード手法のため、ある程度相場に慣れてきてから練習することをおすすめします。
自分の投資手法に順張りだけでなく、逆張りもあると投資の選択肢は大きく広がります。
それぞれの特徴を掴んで、自分のスタイルを確立していって下さい。
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