2018年11月13日のTATERUの株価はストップ安となる前日比▲100円(▲16.2%)の516円で取引を終了しました。
材料となったのは前日に発表した決算の下方修正。
ここではTATERUの株価の値動きと決算下方修正についてみていきたいと思います。
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目次
TATERUの株価の値動き
2018年のTATERUの株価は年初から順調に上昇し、4月3日には年初来高値となる2,549円まで上昇しましたが、その後は8月末まで下落基調が続いていました。
2018年8月末にTATERUが顧客の預金残高を改ざん・水増しして、不正に金融機関から融資を引き出していたことが明かになると株価は急落し、9月13日には年初来安値となる327円を付けました。
その後はやや反発したものの、今回の決算下方修正によって再び安値を探る展開となっています。
TATERU株価のテクニカル分析
TATERUの株価はテクニカルには、10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)がゴールデンクロスを完成し、これからの上昇が期待される状況でしたが、今回のストップ安によって10日移動平均線を下回ってきています。
ちょうど25日移動平均線の水準まで下落しており、ここで下げ止まることができるのか注目、下抜けするようだと再び下降トレンドに入っていく可能性があります。
TATERUの買いエントリーは様子見
TATERUの株価は9月13日の年初来安値から反発し上昇を試していましたが、決算下方修正によって再度下落する可能性が出てきています。
今後も値動きが荒い展開が予想されるため、一旦は新規の買いは様子見とした方が良いでしょう。
下値を形成してしっかりと反発を確認してからのエントリーがおすすめです。
TATERU2019年3月期決算下方修正
TATERUは2018年11月12日取引終了後に2019年3月期上半期決算及び通期見通しの下方修正を発表しました。
通期の当期純利益予想は、前回の48億円から▲29.6%の33億円まで減少する見通しとなっています。
売上高は前年比+7.8%の722億円、当期純利益は前年比▲15.2%の33億円と、増収減益見込みとなっています。
TATERU不正によって更なる決算下方修正の可能性は?
TATERUが顧客の預金残高を改ざんし、不正に融資を引き出していた問題は、現在調査が進められている状況です。
さまざまな報道がされており、調査結果の公表が待たれますが、不正を行っていたことはほぼ間違いなく、業績には大きく影響を与えそうです。
調査内容次第では今後さらに業績を下方修正する可能性があり、注意が必要です。
まとめ
TATERUの株価は年初来安値からの反発を試している状況でしたが、決算見通しを下方修正したことによってストップ安となり、今後再度安値を探る展開となっていきそうです。
TATERUの不正行為は現在調査中であり、今後更に業績を悪化させる可能性があるため、注意する必要があります。
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