ドンキホーテホールディングス(HD)が渋谷で複合施設の大規模開発をすることが明かになりました。同時に発表した2018年6月期決算も予想を上回り、業績は好調を維持しています。
ここではドンキホーテHDの大規模開発、決算の詳細、株価の動きについてみていきたいと思います。
目次
ドンキホーテ、渋谷で店舗・事務所・ホテルの複合施設建設へ。2022年4月完成予定。
ドンキホーテホールディングスが発表した「(仮称)渋谷区道玄坂二丁目開発計画」では、地上28階地下1階のプロジェクト。1階~3階に店舗、4階~10階に事務所、11階~28階にホテルが入る予定となっています。敷地は旧ドンキホーテ渋谷店。
2019年1月からの着工を予定しており、2022年4月の完成を目指します。渋谷駅周辺では複数の大型開発が進んでおり、渋谷駅周辺の今後大きな変貌を遂げる予定となっています。ドンキホーテHDは渋谷全体の発展に寄与するため、今回の大規模開発を決定しました。
引用:ドンキホーテHD2019年8月13日ニュースリリース
ドンキホーテ2018年6月期決算は増収増益で配当増額。2019年6月見通しも好調さ続く。
ドンキホーテHDが発表した2018年6月決算は、売上高が前期比+13.6%の9,415億円、経常利益が前期比+25.7%の572億円、当期純利益が前期比+10.0%の364億円でした。配当も予定の27円から32円に増額し、前期比+6円となりました。
同時に発表した2019年6月期決算見通しでは、売上高が前期比+6.2%の1兆円、経常利益が前期比+1.4%の580億円、当期純利益が前期比+1.6%の370億円を見込みます。配当は33円の予定。
コンビニ業界全体が苦戦する中で、ドンキホーテは独自路線で売上と収益を拡大しています。
ドンキホーテ好調な決算発表で株価大幅上昇。トレンド転換となるか?
ドンキホーテHDの2018年8月13日の株価は、前日比+275円(+5.6%)の5,220円と決算発表の影響もあり大幅に上昇して取引を終了しました。以下はドンキホーテHDの日足チャートです。
2018年のドンキホーテHDの株価は下降トレンドを形成していました。決算発表前の8月10日には年初来安値となる4,945円を付け、7月3日安値5,030円を切り下げるとともに心理的な節目となる5,000円を下回り4,000円台に突入しました。
決算発表によって大幅上昇したため、ここからトレンド転換となるか注目です。テクニカルには25日移動平均線(緑色)を突破したものの、75日移動平均線(水色)が抵抗となって跳ね返されています。25日移動平均線と75日移動平均線の間で株価が推移している間は方向感のない展開が続きそうで、どちらにブレイクしていくのが注目です。
ドンキホーテ2018年8月以降株価上昇・下落の可能性まとめ
ドンキホーテHDの株価は下落トレンドを形成していましたが、好調な決算発表をうけてトレンド転換となるか注目です。決算と同時に発表した渋谷での複合施設の大規模開発では、ドンキホーテの強みを活して、収益の拡大に寄与するのか、期待が集まります。
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