多くの成功する投資家が用いるトレード手法に、ブレイクアウトというものがあります。
ブレイクアウトをうまく使いこなせば、大きな利益を上げることができます。
ここではブレイクアウトについてみていきたいと思います。
目次
ブレイクアウトの詳細とは?節目を抜けた大きな力を利用するトレード手法。
ブレイクアウトとは、過去の高値や抵抗となっていた価格帯など、多くの人が意識する節目のポイント抜けた際に、価格が抜けた方向に大きく伸びやすいという性質を利用したトレード手法です。
節目は多くの投資家が注目しているので、その価格を突破した際には新規売買や損切りの反対売買が入りやすく、大きな値動きになりやすいです。
チャートの時間軸によってトレードの期間は異なりますが、一般的には短期間の買いまたは売り圧力を利用しますので、短期から中期でのトレードで使われることが多いです。
⇒【ローソク足の見方を解説】
ブレイクアウトの種類とは?ポイントをチャートで確認してみよう。
ブレイクアウトの例をチャートで確認していきましょう。
① 高値ブレイクアウト
以下は大日本住友製薬の日足チャートです。
過去に3度1,775円付近で跳ね返されて強い抵抗となっていましたが、そのポイントを上抜けることで株価は大きく上昇しています。
② 持ち合い(ボックス)ブレイクアウト
以下は東京ガスの日足チャートです。
2,550円付近~2,770円付近での持ち合い相場を形成していましたが、ボックスを上抜けることで株価は大きく上昇しています。
③ 高値・安値切り下げトレンドラインのブレイクアウト
以下はベルーナの日足チャートです。
高値・安値ともに切り下げ、トレンドラインに沿って株価は推移していましたが、そのトレンドラインを上抜けることで株価は上昇しています。
ブレイクアウトにはさまざまな種類がありますので、他の形のものも存在します。
⇒【トレンドの詳細を解説】
ブレイクアウトの損切りの設定方法、目安とは?ブレイクポイントか直近の最安値がおすすめ。
ブレイクアウトは有効なトレード手法で、成功すれば大きな値幅を取ることができますが、だましといってブレイクしても元の値位置に戻ってしまうこともあります。
想定と違う値動きとなった場合は、しっかりと損切りしていくことが重要です。
ではブレイクアウト手法を用いた時、損切りの目安はどこにおけばよいのでしょうか?
主に2つのポイントが考えられ、1つはブレイクのポイントとなった価格を下回った(上回った)ところ、もう1つは直近の安値(高値)に置くのがおすすめです。
ブレイクのポイントを下回った価格というのは、ブレイクアウトを否定する動きですので、多くの投資家が注目しています。
ただブレイクのポイントですと損切りまでの幅が小さく、すぐだましにあってしまう可能性がありますので、直近の安値(高値)に設定するのも良いと思います。
どちらも正解・不正解はありませんので、自分の良いと思うポイントを見つけてみてください。
⇒【損切りの詳細について解説】
まとめ
ブレイクアウトはとても優位性のある手法ですので、チャートを見る際にはトレンドラインを意識してみると、トレンドのはじまりなど大きな値動きに乗ることができるかもしれません。
是非注目してみてください。
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