株式投資にはさまざまなアプローチやトレードスタイルがあります。
ファンダメンタル分析やテクニカル分析、デイトレや長期トレードなど、利益をあげる組み合わせは無数にあって、人それぞれ違います。
自分にあったやり方を見つけて、株式投資に挑戦してほしいのですが、株で失敗しないコツとして、過去検証について説明したいと思います。
過去検証とは?自分のトレードスタイルやルールの優位性を確認すること。
過去検証とは、主にテクニカル分析を用いて株式投資をする際に、選択したテクニカル指標やトレードルールに優位性があるのかを過去のチャートから確認する方法です。
トレードスタイルを決めたからといっていきなり株式投資して優位性がなかったとしたら、自分の大切な時間も資金も失ってしまい、非効率です。
そのため過去のチャートを使いながら、自分のトレードスタイルやルールではどこでエントリーして、どのような結果となったのかを検証することで、勝率や損益などを確認することができます。
過去検証で優位性が確認できれば、自身をもって実際の株式投資をはじめれば良いですし、優位性が確認できなければ、他の方法を見つけて同じ過去検証のプロセスを繰り返しましょう。
過去検証で自分のトレードスタイルやルールの優位性を確認できなくても、その作業に費やした時間は無駄ではありません。
確実に投資のスキルは上がって次回以降に活かせますし、いきなり実際の投資を行って大切な時間と資金を無駄にせずに済みます。
⇒【株式投資の真実とは】
具体的な過去検証の方法とは?
まずは自分のトレードスタイルやルールを確認しましょう。
以下は1つの例です。
① トレードスタイル
日足ローソク足チャートを使ったスイングトレード。
② エントリーポイント
25日移動平均線と75日移動平均線が右肩あがりのアップトレンド時に、株価が10日移動平均線とゴールデンクロスした翌日の始値でエントリー。
③ 損切りポイント
直近の最安値の下。
④ 最大損失及び購入株数
資金500万円に対して1トレード当たりの損失は2%の10万円以内。かつ同時に保有する銘柄数は最大で5銘柄まで。
⑤ 利確ポイント
含み利益であれば終値が10日移動平均線を下抜けた翌日の始値で利確、含み損であれば終値が25日移動平均線より上であればポジション保有継続。あるいは損切りポイントの2倍まで株価が達したら利確。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
⇒【損切りの詳細について解説】
まとめ
過去検証は自分のトレードスタイルやルールの優位性を確認するための重要な作業です。
手間であるためやらない人が多いですが、貴重な時間を投資して自分の資金を増やすためには、是非やって頂きたい作業です。
まずはトレードスタイルとルールの確立をしてみてください。
次の記事では資生堂で過去検証を行いますので、そちらも参照してください。
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⇒【ローソク足の見方を解説】
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