株式投資を行う際にはローソク足チャートを見ることが重要となりますが、どの時間軸で見ればよいか迷うことはないでしょうか?
特にテクニカル分析を中心に行う場合、適したローソク足チャートを見ることは必須です。
ここでは株式投資で使用するローソク足チャートの種類とその使い分けについてみていきたいと思います。
⇒【ローソク足の詳細を解説】
ローソク足チャートの種類とは?それぞれに適したトレードスタイルとは?
ローソク足チャートには時間軸にあわせてさまざまなものがありますが、代表的なものをみていきましょう。
・1分足、5分足、15分足、30分足
超短期のローソク足チャートで、主にスキャルピングやデイトレードの超短期のトレードの売買時に使われることが多いです。1分足は分足(ふんあし)と呼ばれることもあります。
・1時間足、4時間足、8時間足
短期のローソク足チャートで、主にスキャルピングやデイトレードの超短期のトレードの売買時や株価のトレンド確認に使われることが多いです。1時間足は時間足(じかんあし)と呼ばれることもあります。
・日足
一日の値動きの推移を表すローソク足チャートで、一番よく使われるものです。短期トレードのトレンド確認や、中長期トレードの売買時に使われることが多いです。
・週足
1週間の値動きの推移を表すローソク足チャートで、よく使われるチャートです。中長期のトレンド確認に使われます。
・月足
1ヶ月の値動きの推移を表すローソク足チャートで、あまり見ない人も多いと思いますが、利益を上げている中長期のトレードスタイルの人はよく使うチャートです。長期のトレンド確認に使われます。
・年足
1年の値動きの推移を表すローソク足チャートで、表示されないチャートソフトも多く、あまり使われません。
⇒【初心者・サラリーマンにおすすめの株式投資手法について解説】
ローソク足チャートの使い分け方とは?長い時間軸がより重要?
時間軸の異なるローソク足チャートは、トレードスタイルによって使い分けするのが良いと思います。
短期のトレードであればより短い時間軸のチャート、長期のトレードであればより長い時間軸のチャート、といった形です。
同時に、トレードで使うチャートよりも長い時間軸のチャートで株価の大きな流れを掴むことは重要です。
株価はより長い時間軸のチャートの方が、価格の抵抗帯などは機能しやすく、また長い時間をかけて形成した価格帯を破った場合には、エネルギーが大きく、価格が動きやすいです。
例えば1時間足でトレードしているのであれば日足や週足を、日足でトレードしているのであれば週足や月足を見るといった形です。
長い時間軸のチャートは一つのローソク足を完成するまでに時間がかかりますので、普段使うチャートより確認の頻度は少なくても問題ありません。
⇒【株式投資の真実とは】
まとめ
ローソク足チャートの種類はさまざまですが、自分のトレードスタイルがどの時間軸で行っているものかを考えて、適切なものを選ぶようにしてください。
初心者は中長期のトレードスタイルにもかかわらず、分足や時間足など短い時間軸で見て、細かい値動きに振り回されることがよくあります。
また、より長い時間軸のチャートが重要であることも忘れずに、定期的に確認して大きなトレンドや方向感を掴むことを意識していきましょう。
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