これから株式投資をはじめる人でも、株価という言葉は新聞やニュースで目にしたことはあると思います。
ここでは、株式投資の基本でもある株価についてみていこうと思います。
⇒【株について解説】
目次
株価とは?始値、高値、安値、終値とは?
株価とは、ある企業の一株あたりの価格のことです。
あなたが株式投資をする際には、この株価に注目していくことになります。
株価が安いところで買って、高いところで売れば利益がでます。
反対に株価が高いところで買って、安いところで売れば損失がでます。
株価は株式市場が開いている間中、変動していきます。
一日の株価を見るときによく使われるのが、以下の4つですので、覚えておいて下さい。
これはローソク足を理解するにも必要な知識となります。
始値:その日の最初についた株価
高値:その日の一番高い株価
安値:その日の一番安い株価
終値:その日の最後についた株価
⇒【ローソク足の詳細を解説】
株価が高い会社の方が価値があるのか?時価総額と発行済み株式数との関係は?
色々な会社の株価を見ていくと、数十円のものから数万円のものまであります。
では、株価が高い会社の方が、安い会社より会社としての価値は高いのでしょうか?
答えはNOです。
会社の価値(時価総額といいます)は、その会社が発行している株式数と株価によって決まります。
時価総額 = 株価 X 発行株式数
よって、株価だけでは会社の時価総額は比較はできないのです。
この点よく覚えておいて下さい。
⇒【損益計算書の見方を解説】
株価の安い会社の株式の方が少ない資金で買えるのか?単位株数とは?
では、株価の安い会社の方が少ない資金で買えるのでしょうか?
少ない資金で買える場合もありますが、買えない場合もあります。
株式には単位株数というのがそれぞれ決まっていて、必要資金となる最低購入金額は単位株数を見る必要があります。
最低購入金額 = 株価 X 単位株数
例えばA社の株価は500円で、単位株数は1,000株とします。
B社の株価は3,000円で、単位株数は100株とすると、それぞれの最低購入金額は
A社の最低購入金額 = 500円 X 1,000株 = 500,000円
B社の最低購入金額 = 3,000円 X 100株 = 300,000円
株価だけみるとA社の方が安いですが、最低購入金額はB社の方が安いということになります。
こちらも株価だけでは意味なく、単位株数を見る必要があることは覚えておいてください。
⇒【株価変動の要因を解説】
まとめ
株価について、理解していただけたでしょうか?
株式投資では常に株価を見ていくことになりますが、企業価値や最低購入金額を知るためには、株価だけを見ても意味がないということは是非、覚えておいてください。
といっても、一旦株を購入してしまえば、あとは購入金額より高く売れるか安く売れるかになりますので、株価だけを気にしていくことになりますが。
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