上昇トレンドの銘柄を順張りで買っているのに、買うとすぐに株価が下落して含み損を抱えてしまう、というような悩みを抱えている人は多いと思います。
確かに順張りは有効なトレード手法ですが、上昇トレンドの銘柄であっても下落調整は必ずあるため、買うタイミングは非常に重要となります。
ここでは、そんな悩みを解決する押し目買いについてみていきましょう。
⇒【トレンドの詳細を解説】
⇒【順張りの詳細を解説】
押し目買いとは?そのメリット・デメリットとは?
上昇した株価が下落したポイントを押し目と言います。
上昇トレンドがその後も継続していくのであれば、押し目は絶好の買いポイントとなり、押し目に注目している投資家はとても多いです。
上昇銘柄であってもどこかで利食いの売りから株価が下落していくので、押し目を狙うと高値掴みをしてしまう可能性は低くなり、トレンドが継続すれば利益を上げることができます。
しかしながら、上昇の強い銘柄であれば、押し目を待っていたのに一向に下落せず、一方的に上昇する場合もあり、上昇トレンドに乗り損ねる可能性がある点は、押し目買いのデメリットです。
押し目買いのエントリーポイントを移動平均線と組み合わせて見ていこう!
ここでは、8058 三菱商事の日足チャートを使って、押し目買いのエントリーポイントを見ていきたいと思います。
チャートには25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)を表示しています。
まずこの銘柄のトレンドを判断していきたいと思いますが、25日、75日移動平均線ともに右肩あがりのため、上昇トレンドのチャートとなっています。
チャートの上から、株価、25日、75日移動平均線という位置関係のため、綺麗な上昇トレンドとなっています。
それでは押し目買いのポイントを見ていきましょう。
① 75日移動平均線付近がサポート
最初の赤丸のポイントは、9月26日に2,633円と高値更新し、10月13日には25日移動平均線を下抜けて2,537円の安値を付けて反発を開始したポイントです。上昇トレンドの銘柄では、一旦25日移動平均線を割っても、75日移動平均線付近か、その2本の間で反発することがあります。10月13日安値2,537から反発したのを確認して、買いエントリーします。損切りは10月13日安値2,537円の下か、75日移動平均線の下に置くのが良いでしょう。
② 25日移動平均線付近がサポート
2つ目の赤丸のポイントは、11月9日に2,972円と高値更新し、11月1日には2,716.50円の安値を付けて25日移動平均線付近で反発を開始したポイントです。強い上昇トレンドの銘柄では、25日移動平均線で反発することがあります。25日移動平均線で反発したのを確認して、買いエントリーします。損切りは11月16日安値2,716.50円の下か、25日移動平均線の下に置くのが良いでしょう。
このように移動平均線を使って押し目を狙うことで、利益を上げていくことが可能となります。
押し目を狙わずに上昇トレンド銘柄を買っていくと、青丸のようなポイントで買いエントリーしてすぐに含み損になることがありますので、高値掴みは避けていきましょう。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
押し目買いは上昇トレンド銘柄で利益をあげていくためには有効なトレード手法です。
移動平均線やその他のテクニカル指標を使いながら、買いのタイミングを探っていきましょう。
RCIも押し目買いをするには相性の良いテクニカル指標です。
<よく読まれています>
⇒【株式投資の真実とは】
⇒【RCIの詳細を説明】
この記事へのコメントはありません。