あなたが購入した株式はどうやって保管されているのか気になりますよね?
株式は金銭的な価値を持つ有価証券のため、自分でしっかりと保管しなければいけないと思う人も多いのではないでしょうか?
ここでは株式の保管方法についてみてきましょう。
⇒【株式について解説】
目次
株式の保管方法とは?株券の電子化で紛失、盗難、偽造の問題は解決?
以前はあなたが株式を購入した場合、株券は印刷されて、①自宅、②証券会社、③証券保管振替機構(「ほふり」といいます)のいずれかで保管しておく必要がありました。
過去には自宅で保管している株券を紛失してしまったり、盗難されたり、偽造されるといった問題もあったようです。
このような話をすると面倒だと思うかもしれませんが、安心してください!!
2009年から株券は電子化され、上場企業の全ての株券は廃止されました(株式のペーパーレス化)。
これにより紛失、盗難、偽造というような問題は解決されました。
現在は全ての株券は証券会社を通じて、証券保管振替機構(ほふり)に保管されています。
証券保管振替機構(ほふり)って何?証券保管振替制度とは?
あなたが購入した株式はほふりに保管されていると言いましたが、ほふりって何と思う人も多いのではないでしょうか?
ここでは、ほふりについて説明したいと思います。
ほふりとは株の売買に関する手続きを簡素化するために設立された機構です。
現在は購入した株券は証券会社を通じて、ほふり名義のもと管理するという制度になっており、投資家は株券の存在は考えずに株式の売買ができるようになっています。
この制度を証券保管振替制度と呼びます。
あなたの株券はほふりに保管されているため、使っている証券会社を変更したいと思った場合にも変更可能です。
ほふり名義で保管されても、配当や株主優待は受けられるの?
配当や株主優待目当てで株式投資をされている人も多く、ほふり名義で大丈夫なのと思う人も多いと思いますが、安心して下さい。
ほふりは独自に台帳を作成しており、ほふり名義のこの株券はあなたのものであるというのをしっかり管理しています。
そのため、配当や株主優待を受ける権利も、株主総会に参加する権利も、ほふりを利用していてもあなたに帰属します。
まとめ
このように現在では株券の電子化によって、全ての株券はほふりで管理されているため、投資家が株券を目にすることはなくなりました。
ほふりのおかげで投資家は株券の紛失、盗難、偽造といった問題を考える必要がなく、安心して株式投資を行うことができます。
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