ダウ平均株価と同じくアメリカの株式指数としてS&P 500があります。
ダウ平均株価は超有名企業30社によって構成されているのに対して、S&P 500は多くの企業が構成しているため、よりアメリカ全体の株価の動きを把握するのに適しています。
ここではS&P 500についてみていきましょう。
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目次
S&P 500とは?大型株500銘柄が対象で米国株式市場の約80%をカバーする代表的な株価指数。
S&P 500とは、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出する株式指数で、ニューヨーク証券取引所、NASDAQ、NYSE Americanに上場している大型株500銘柄が対象となっています。
1957年から算出がスタートし、1941年から1943年の平均指数を10として算出されています。
ダウ平均株価は超有名企業の30銘柄によって構成されているのに対して、S&P 500は500銘柄が構成しているため、よりアメリカ全体の株価の動きを把握するのに適しています。
代表的な構成銘柄は、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)、グーグル(GOOG)、ゼネラル・エレクトリック(GE)などです。
また、S&P 500は、米国株式市場の時価総額の約80%カバーしている点も、アメリカの株式市場を代表する指標として、投資家に重宝されている理由です。
以下はS&P 500の日足チャートです。
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S&P 500の計算方法とは?時価総額加重方式であり、日本の株価指数でいうとTOPIXと似ている。
S&P 500は、単純株価方式のダウ平均株価とは異なり、時価総額加重方式であり、時価総額をベースに算出されています。
日本の株価指数では、日経平均株価が単純株価方式、TOPIXが時価総額加重方式となっています。
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S&P 500の関連指数とは?S&P 100、S&P 400、S&P 600、S&P 1500の4つ。
S&P 500の関連指数として、以下の4つがあります。
① S&P 100
S&P 500の構成銘柄のうち、時価総額が大きい超大型株100銘柄で構成された指数。
② S&P 400
中型株400銘柄で構成された指数。
③ S&P 600
小型株600銘柄で構成された指数。
④ S&P 1500
S&P 400、S&P 500、S&P 600で構成された指数。
まとめ
S&P 500は米国株式市場の値動きを示す指標で、多くの投資家が注目しています。
日本の株式市場の値動きも米国株式市場の影響を大きく受けますので、日々値動きは追っていくとよいと思います。
ダウ平均株価と同じく重要な指標ですので、是非覚えておいてください。
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