インサイダー取引の詳細を初心者にわかりやすく解説。市場の信頼を失う代表的な不正行為で、罰則あり?

あなたが株式投資を始めるとき、株に詳しかったり、有利な情報を持っていそうな人に聞きたいと思わないでしょうか?

例えば、ある上場企業の機密情報を持っていそうな役員とか、証券会社勤務の友人とか、上場企業の決算を見る公認会計士とかです。

これらの人たちは株価に影響を与えるような重要な情報を持っていますので、重要情報を聞くことができれば、株式投資で儲ける可能性は高まります。

しかし、これはインサイダー取引といって、金融商品取引法で規制されている犯罪なのです!

知らない間にインサイダー取引をしていたとならないように、しっかりと理解をしておく必要があります。

⇒【株式投資での3つの儲け方について解説

インサイダー取引とは?公表前の重要情報を使って利益をあげる取引。 

インサイダー取引とは、重要な情報を知りえる特別な立場にある人が、公表前の重要情報を知って株式取引を行い、利益をあげる取引です。

もし、あなたが直接的に重要情報を知りえる立場にいなくても、友人や知人がそのような立場にいて、あなたが情報を得、株式取引を行うこともインサイダー取引に該当します。

インサイダー取引はその他の投資家と比較して著しく有利となり、株式市場の信頼を損なう代表的な不正取引です。

証券会社は市場の健全性を保つため、あなたが証券会社の口座を開設する際には、あなたがインサイダー取引に該当する可能性がないかを確認し、インサイダー取引を未然に防いでいます。

しかしながら、証券会社の確認作業ではインサイダー取引を排除するのは完璧ではなく、最終的に取引する投資家が、しっかりと知識を持って対応する必要があります。

⇒【証券会社の口座開設について説明

⇒【口座開設から注文までの流れを解説

インサイダー取引の罰則とは?個人だけでなく法人としての罰則も。 

インサイダー取引を行った場合、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰則、または懲役と罰則の両方がかけられます。

もちろん、インサイダー取引によって得た財産は没収となります。

法人としてインサイダー取引を行った場合には、取引を行った法人関係者個人だけではなく、法人そのものにも罰則がかけられる場合があります。その場合は5億円以下の罰金がかけられます。

あなたがインサイダー取引を行った場合、あなたが勤務する会社の信用を損ない、会社へも悪い影響を及ぼす可能性があります。

まとめ 

いかがでしたでしょうか?

悪意が無くてもインサイダー取引に該当する可能性があるというのは非常に怖いですね。

自分を守れるのは自分しかいないため、しっかりと知識を身に付けて、怪しいと思うことは避けるようにしましょう。

安易に利益を上げるためにインサイダー取引を考えてしまうことがあるかもしれませんが、しっかり勉強すれば株式取引で利益を上げることは可能です。

インサイダー取引は重大な犯罪であることを認識して、絶対に行わないようにしましょう。

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