株式投資の投資法には「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」がありますが、企業の業績や財務状況を分析して投資判断を行っていくのが「ファンダメンタルズ」分析です。
「ファンダメンタルズ分析」を正確に行うことができれば、株価が10倍以上になる「テンバガー」銘柄を見つけることも可能となり、是非とも身につけておきたい投資法の1つです。
ここでは「ファンダメンタルズ分析」についてみていきたいと思います。
⇒【ファンダメンタル分析とテクニカル分析を解説】
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「ファンダメンタルズ分析」の使い方
「ファンダメンタルズ分析」は、業績が良かったり、成長性が高いにもかかわらず、株価が割安に放置されている銘柄を狙うのが、基本的な戦略となります。
「ファンダメンタルズ分析」によって株価が割安な銘柄を見つけることができれば、株式投資の勝率は高くなるうえに、大きな値幅を狙うことも可能です。
しかしながら、株価がいくら割安であっても、投資家から注目されて買いが入らないと株価は上昇しないため、利益が出るために時間がかかる可能性があることは理解しておいた方が良いでしょう。
「PER」と「PBR」が代表的
「ファンダメンタルズ分析」にはさまざまな指標がありますが、代表的なものに「PER(株価収益率)」や「PBR(株価純資産倍率)」というのがあります。
これら2つの指標は多くの投資家が注目しているので、割安と判断する銘柄を見つけることができれば、比較的短期間で株価の上昇を狙える可能性があります。
⇒【損益計算書の見方を解説】
⇒【貸借対照表の見方を解説】
「PER」とは
「PER」とは、企業の収益性に対して株価が割安かを判断する指標となります。業種や企業の成長段階によって「PER」の値は大きく異なります。
一般的に東証一部に上場する大企業の場合、「PER」の平均値は15倍程度と言われています。一方でマザーズやジャスダックに上場する新興企業の場合には、「PER」が50倍を上回ることも珍しくありません。
⇒【PERの詳細を解説】
「PBR」とは
「PBR」とは、企業が保有する純資産に対して株価が割安かを判断する指標になります。「PBR」は業種によるばらつきはあまりなく、1倍以下であれば割安と判断することができます。
なぜなら、「PBR」が1倍以下であれば、企業が解散して資産を売却すれば、株主は株価以上の金額を受け取ることができるからです。そのため「PBR」1倍のことを解散価値ともいいます。
⇒【PBRの詳細を解説】
その他の代表的な指標
「ファンダメンタルズ分析」にはさまざまな指標があります。
代表的なものでは、「貸借対照表(バランスシート)」では「自己資本比率」「流動比率」などがあります。「損益計算書」では「ROE」「ROA」「売上高総利益率」などがあります。
⇒【売上総利益率、売上高営業利益率の見方】
⇒【自己資本比率、流動比率、当座比率の見方】
まとめ
「ファンダメンタルズ分析」を使って株価が割安な銘柄を見つけることができれば、株式投資の勝率は高くなり、また長期間で大きな利益を得ることも可能となります。
さまざまな指標がありますので、自分にあったものを見つけて使ってみると良いでしょう。
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