東証2部に上場する川金ホールディングス(HD)は2018年10月23日、免震・制振装置の検査データを改ざんしていたことを発表しました。
同様のケースでは先日KYBも不正を発表しています。
ここでは川金HDの株価の動き、検査データ改ざんについてみていきたいと思います。
⇒【KYB検査データ改ざんの株価への影響は?】
⇒【シノケン、週刊新潮不正報道の影響は?】
川金HD、上場来高値更新もストップ安へ。
検査データの改ざんが発表された2018年10月23日の川金HDの株価は、ストップ安となる前日比▲100円(▲16.2%)の516円で取引を終了しました。
取引中には上場高値となる700円を付けるなど、値動きの荒い展開となっています。
2018年の川金HDの株価は緩やかな上昇トレンドを形成していましたが、今回の不正発表によりトレンド転換する可能性は高そうです。
テクニカルには75日移動平均線(水色)で下落が止まっている形となりますが、明日以降ここで反発できるか、また200日移動平均線(オレンジ色)を維持できるかがポイントとなってきます。
ただ不正行為のインパクトは大きく、これらの移動平均線は一気に下抜けする可能性は十分にありそうです。
しばらくは値動きの大きい展開となることが予想されますので、しばらくは新規の買いは見送り、様子見とした方が良いでしょう。
⇒【ストップ高・ストップ安、値幅制限を解説】
⇒【決算発表の詳細を解説】
川金HD検査データ改ざん。決算への影響は?
川金HD及びその子会社が検査データを改ざんした製品は、2005年2月~2018年9月にかけて国内93件に納入したほか、台湾などの海外にも出荷したケースもあるようです。
業績に対する影響は現時点では発表しておらず、今後わかり次第公表することとなっており、業績の下方修正は避けられそうにありません。
2019年3月期決算見通しは、売上高が前期比▲10.5%の350億円、当期純利益が前期比+51.2%の14億円となっています。
⇒【株式投資の真実とは】
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まとめ
KYBに続いて川金HDも免震・制振装置の検査データを改ざんしていたことが明かになり、株価はストップ安となりました。
業績への影響は避けられず、株価もどこまで下落するかわからない状況ですので、しばらくは様子とした方が良いでしょう。
同様の装置を製造するメーカーは88社あり、今後も不正が明かになる可能性もありそうです。
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