株式投資をはじめると、株価チャートに移動平均線を表示させる人は多いと思います。
移動平均線はすばらしいテクニカル指標で、トレードの参考にはなりますが、移動平均線だけではトレードがうまくいかないという人もいるのではないでしょうか?
移動平均線を使ったテクニカル指標に、ボリンジャーバンドというものがあります。
ボリンジャーバンドを使えば、投資の精度を高めることができますので、ボリンジャーバンドの詳細をみていきたいと思います。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
ボリンジャーバンドとは?基本的な見方や設定の方法は?
ボリンジャーバンドとは、移動平均線と標準偏差で構成されたテクニカル指標です。
ボリンジャーバンドをチャートに表示させると、設定した移動平均線を中心線として上下に3本ずつ、計7本の線が表示され、これら7本をまとめてバンドと言います。
また、中心線より上の3本のうち、中心線に近いほうから順に+1σ、+2σ、+3σと言い、中心線より下の3本のうち、中心線に近いほうから順に-1σ、-2σ、-3σと言います。
以下、8411 みずほフィナンシャルグループの日足チャートにボリンジャーバンドを表示させています。
ボリンジャーバンドでは、統計学上±1σの範囲に株価が収まる確率が68.27%、±2σの範囲に収まる確率が95.45%、±3σの範囲に収まる確率が99.73となっています。
ボリンジャーバンドでよく使われるのは、20日と21日移動平均線です。
⇒【標準偏差の詳細を解説】
ボリンジャーバンドを利用した逆張りトレード手法とは?
ボリンジャーバンドを利用した一番シンプルなトレード方法は、±2σの範囲に株価が収まる確率が約95%であることを予想して、株価が+2σにタッチしたら売り、-1σにタッチしたら買いでエントリーする方法です。
ここでも8411 みずほフィナンシャルグループの日足株価チャートに、20日移動平均線を使ったボリンジャーバンドを表示させて、具体的なエントリーポイントを見ていきましょう。
チャートの青丸で示したのが、±2σにタッチしたポイントで、これらのポイントで逆張りでエントリーすることができます。
このトレード手法では高い勝率をあげる可能性が高い一方で、取れる値幅は小さくなることが多いです。
また±2σの範囲に収まる確率は95%と高いものの、±3σを超えていくこともあるため、確率を過信しすぎるのは危険ですので、ポジションと反対方向に株価が動いた際にはしっかりと損切りをする必要があります。
⇒【逆張りの詳細を解説】
まとめ
ボリンジャーバンドは多くの人が使用する人気のテクニカル指標です。
まずは基本的なバンドの収束を理解して、逆張り的なトレードとして使っていきましょう。
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