ある程度株式投資に慣れ、自分の投資スタイルを確立して安定的に利益を上げられるようになったら、信用取引を検討してもよいかもしれません。
ここでは信用取引についてみていきましょう。
株式投資の中級者が検討したい信用取引とは?
信用取引とは、現金や保有する株式を担保として、証券会社からお金を借りて株式を購入したり、株券を借りて空売りをする取引です。
信用取引を行うと資産の約3倍の取引が可能となるため、少ない資金でもより大きなポジションを取ることができます。
自分の資金以上にポジションを取りますので、当然その分リスクは大きくなります。
中級者以上におすすめする取引です。
信用取引のメリット、デメリットは?
信用取引のメリットは、以下の通りです。
① 資金の約3倍の取引が可能なため、現物取引と比較すると約3倍の利益を狙うことができる。資金に対して利益が大きくなるので、資金効率が非常に良い。
② 空売りが可能となるため、相場上昇時だけではなく、相場下落時にも利益を出すチャンスがある。
一方で、デメリットは以下の通りです。
① 証券会社から資金を借りて取引しているため、所定の金利が発生する。
② 原則、6ヶ月以内にポジションを清算する必要がある(証券会社が独自に提供している取引で、清算期限のない一般信用取引というものもある)。
③ 自分の資金以上の取引をしているため、損失が発生した場合には現物取引より大きくなる。相場がポジションとマイナス方向に急激に動いた場合には、強制的に決済され、追証が発生する可能性がある。
⇒【戻り売りの詳細を解説】
信用取引のはじめ方、口座開設方法とは?
信用取引をはじめるには信用取引口座の開設が必要となります。
既に一般口座か特定口座を開設済みであれば、インターネット上から手続きをすることが可能です。
信用取引は現物取引よりリスクの高い商品であることから、投資の経験や金融資産の状況など、口座開設の基準がある場合があります。
手続き後、証券会社の審査があって、口座開設の可否が判断されます。
⇒【証券口座の開設方法を説明】
まとめ
株式投資に慣れてきたら、信用取引の検討をはじめてみるのもよいと思います。
現物取引ではできない空売りができると、利益を上げるチャンスが増えます。
相場は一般的に下落の方がスピードが速いため、空売りをうまく活用すれば短期間で大きな利益をあげられる可能性もあります。
信用取引はリスクもありますので、しっかりと理解した上で取り組むようにしましょう。
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