サンバイオの2019年2月1日の株価はストップ安となり、前日比▲1,500円(▲20.8%)の5,710円で取引を終了しました。これでサンバイオ株は3日連続のストップ安となり、下げ止まり気配がありません。
ここではサンバイオの株価の値動きについてみていきたいと思います。
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サンバイオの株価の値動き
サンバイオの2018年の株価は、10月30日に3,115円の安値を付けた後、大幅に上昇し12月4日には9,880円の高値を付けました。年末にかけてはやや調整したものの2019年に入ると再び上昇し、1月21日には上場来高値となる12,730円を付けました。
しかしながら1月30日にストップ安で3,000円下げると、1月31日と2月1日もストップ安でそれぞれ1,500円ずつ下げ、3日連続のストップ安で6,000円の大幅下落となりました。
サンバイオ株価大幅下落の理由
サンバイオ株には1,000万株を超える大量の売り注文が出され、ほとんど買いが入らないままストップ安となっており、今後もどこまで下落するかわからない状況です。株価大幅下落の背景には、再生細胞薬の米国での臨床結果が不調に終わったことで、投資家から大量の失望売りが入っています。
短期間で大幅に株価が上昇した銘柄であるからこそ、下落のスピードも速いです。また信用取引でレバレッジをかけている投資家も多いと思われ、今後も損切りを巻き込んだ大幅下落が続く可能性があります。
サンバイオ株価テクニカル分析
サンバイオ株をテクニカルで見ると、ストップ安がはじまる前までは10日移動平均線(ピンク色)がサポートとなっていましたが、3日連続のストップ安で25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)を下抜けています。
次のターゲットは心理的節目となる5,000円と200日移動平均線(オレンジ色)が位置する4,800円近辺。ここを下抜けすると急騰前の2018年10月末~11月頭の3,000円台も視野に入ってくる形となります。
現時点では下げ止まる気配がなく、しばらくは様子見した方が良いでしょう。
メルカリがマザーズ時価総額首位へ
サンバイオの時価総額は3日連続ストップ安によって2,839億円まで下落し、東証マザーズ首位から転落しています。サンバイオに変わって首位になったのはメルカリで、時価総額は3,437億円となっています。
まとめ
サンバイオ株価は3日連続ストップ安と下げ止まる雰囲気が全くなく、どこまで下落するのかわからない状況です。短期間で株価は大幅に上昇していたため、信用取引でレバレッジを使って株を買っていた投資家も多く、ロスカットを巻き込んで今後も下落する可能性はありそうです。
下げ止まりを見せるまでは、様子見した方が良いでしょう。
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