「回転売買」とは短期間で売買を繰り返し行うことを言いますが、メリットとしては信用取引でレバレッジを活用することで、短期間で利益を得ることができます。一方でデメリットとしては取引回数が多くなるので、手数料が高くなります。
ここでは「回転売買」についてみていきたいと思います。
⇒【「回転売買」をわかりやすく解説】
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「回転売買」に向いてる人
「回転売買」はスキャルピングやデイトレードなどの短期間で売買を行う人に向いています。そのためサラリーマンなどチャートに張り付くことができない人向けではなく、プロの投資家や専業トレーダーが行っている手法です。
株の「現物取引」では、同じ銘柄を1日に何度も売買をすることができませんが、「信用取引」では1日に何度も売買することが可能です。
⇒【信用取引の詳細を解説】
⇒【「信用取引」はリスクが高くて危険?】
「回転売買」におすすめの証券会社
「回転売買」は取引回数が多くなるため、売買手数料が高くなってしまいます。そのため大手証券会社ではなく、手数料が安いネット証券会社を利用するのが基本です。ネット証券会社によっては取引ごとではなく、1日の約定代金に応じて手数料が発生するプランもありますので、「回転売買」を行うのであればおすすめです。
「回転売買」は初心者におすすめ?
「回転売買」は初心者におすすめできるトレード手法ではありません。基本的には株価チャートに張り付いている必要があり、瞬時の判断が必要となる上級者向けのトレードです。
初心者は短期トレードではなく、時間軸にもっと余裕をもって数日間から数週間のスイングトレードを検討すると良いでしょう。
⇒【株初心者におすすめの投資法】
⇒【初心者にはスイングトレードがおすすめ】
「回転売買」で手数料を稼ぐ証券会社
最近では証券会社が高齢者向けに「回転売買」をすすめて、手数料を稼いでいるケースが報道され、問題となっています。証券取引等監視委員会も「回転売買」を問題視しており、2018年10月には「東洋証券」が行政処分の勧告を受けました。
「回転売買」は基本的に上級者向けの取引ですし、ネット証券会社以外ではおすすめできません。証券会社の人がすすめているから安心ということはないので、気を付けましょう。
まとめ
「回転売買」は短期間で利益を上げることができる一方で、取引回数が多く手数料が高額になってしまいます。また上級者向けのトレード手法となりますので、初心者はやらないほうが良いでしょう。
高齢者向けに「回転売買」をすすめて手数料を稼ぐ悪質な証券会社もいるので、注意が必要です。
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