イオンの2019年1月11日の株価は前日比▲96.5円(▲4.4%)と大きく下落して取引を終了しました。
イオン株は株主優待目的で購入する個人投資家が多く人気の銘柄。配当利回りも1.6%となっているため、株主優待が目的であれば今の水準で買っていっても良いと思います。
ここではイオン株は買いか、についてみていきたいと思います。
イオンの株主優待と「権利付最終日」
イオンの株主優待は、100株~499株保有であれば、イオングループでの買い物金額の3%のキャッシュバックを受けることができます。500株~999株であれば4%、1,000株~2,999株であれば5%、3,000株以上であれば7%のキャッシュバックを受けることができますが、100株保有して3%のキャッシュバックを受けるのが一番お得です。
株主優待を受けるためには「株主権利確定日」に株主名簿に記載される必要があり、「権利付最終日」までに株式を購入する必要があります。2019年の「権利付最終日」は2月25日(月)と8月28日(水)となり、月末最終営業日ではないので注意が必要です。
イオンは配当利回りも魅力
イオンは年間34円の配当を予定しており、現在の株価での配当利回りは1.6%となっています。もし100株を購入すれば、キャッシュバックの3.0%と合わせて合計4.6%となり、魅力的な水準にあるということができるでしょう。
イオンの2019年2月の決算見通しは、売上高が前期比+3.7%の8,700億円、当期純利益が前期比+42.7%の350億円を見込んでいます。業績が好調であるため今後も配当が増額される可能性はあり、増額されれば株価上昇の要因となります。
イオン株は今がお買い得?
イオン株は株主優待目的で購入する個人投資家が多いため、「権利付最終日」にむかって株価は上昇する傾向にあります。「権利付最終日」以降は株価は下落するので、直前に購入しても株主優待のメリットは少ないです。
今後も2月25日の「権利付最終日」にかけて株価は上昇する可能性が高いので、株主優待目当ての個人投資家が買い始める前に購入した方が良いでしょう。
イオン株価のトレンド・テクニカル分析
イオンの2018年の株価はきれいな上昇トレンドを形成していましたが、ここ最近の株価の下落によってトレンドは崩れています。ただイオンの業績自体は好調ですので、株価下落の主要因は日経平均株価の下落につられている形であり、株式市場全体が上向きになればイオン株も上昇する可能性が高いと言えるでしょう。
もし株価が更に下落したとしても、株主優待目的であれば短期的な下落は気にする必要がありません。配当利回りもあわせると5%近い利回りとなりますので、今の株価の水準はお買い得と言えるでしょう。
イオン株価が変動した時の対応方法
イオン株価が今後上昇した場合、株主優待目的であっても一旦利益を確定するという選択をすることができます。「権利付最終日」にイオン株を保有していれば、数か月間はキャッシュバックを受けることができますので、株の売買益とキャッシュバックどちらか良い方を選択すればよいでしょう。
もし株価が下落した場合には、追加で購入することによって取得単価を下げることができます。そして長期的に株価が上昇した際には、100株は売却して売却益を得る、残りの100株は株主優待用に保有することができます。
まとめ
イオン株価が急落していますが、株主優待目的であればお買い得な水準になっていると言えるでしょう。配当もありますし、今後株主優待狙いの個人投資家の買いが入って株価が上昇していく可能性が高いです。
もし株価が下落しても計画的に買い増しを行えば、株主優待を得ながら売却益を狙える投資になる可能性が高いです。
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