ゆうちょ銀行2019年1月以降株価上昇・下落の可能性は?貯金限度額引き上げの影響。

ゆうちょ銀行の2018年12月19日の株価は前日比▲20円(1.6%)の1,231円で取引を終了し、一時1,227円の安値を付けて年初来安値を更新しました。

そんな中政府はゆうちょ銀行の貯蓄限度額を現在の1,300万円から2,600万円の引き上げを2019年度から実施する方針を固めました。

ここではゆうちょ銀行の株価と、貯蓄限度額引き上げの影響についてみていきたいと思います。

⇒【APAMAN、札幌爆発事故の株価への影響
⇒【「ソフトバンク」初値が公開価格割れした理由

ゆうちょ銀行、年初来安値更新 

ゆうちょ銀行の12月20日10時40分時点の株価は前日終値から変わらずの1,231円で推移しており、貯金限度額引き上げ報道の影響はみられていません。

株式市場全体の地合いが悪い中、前日には1,227円と年初来安値を更新しており、今後も下値を警戒する時間帯が続きそうで、底打ちが確認できるまでは新規の買いを見送った方がよさそうです。

⇒【景気後退・下落相場で儲ける方法

ゆうちょ銀行2018年の株価の値動き 

ゆうちょう銀行の2018年の株価の値動きは、1月15日に年初来高値となる1,540円を付けましたが、その後は下落トレンドに転じ、7月13日には1,257円の安値を付けました。

その後も3度安値をトライしてサポートされていたものの、12月についにサポート割れ、12月19日には年初来安値となる1,227円まで下落しました。堅いサポートであった1,250円近辺を割り込んだことにより、更なに下落していく可能性があります。

⇒【初心者にはスイングトレードがおすすめ

ゆうちょ銀行株価のテクニカル分析 

ゆうちょ銀行の株価をテクニカル分析で見ていくと、全ての移動平均線が下向きとなっており、きれいに下降トレンドを形成していることがわかります。直近では25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)がデッドクロスを完成し、10日移動平均線(ピンク色)に沿う形で株価は下落。

安値を割り込んだことでさらに下落していく可能性は高く、短期的に上昇したとしても10日移動平均線がレジスタンスとなる可能性が高いでしょう。

⇒【移動平均線の詳細を解説
⇒【ゴールデンクロス、デッドクロスを解説

ゆうちょ銀行、貯金限度額引き上げへ 

ゆうちょ銀行の現在の貯金限度額は1,300万円となっています。1,300万円を超えて貯金することはできますが、利子が付かない口座に移動される形となります。

2019年4月から郵政民営化に基づく政令を改正し、貯金限度額を2,600万円に引き上げる方針ですが、これによりゆうちょ銀行に貯金が流れてくる可能性があると言えるでしょう。

ただ現在の低金利時代では貯金金額が増えたとしても貸出先はなく、業績に与える影響はあまりなさそうです。

⇒【高配当株を長期保有する際の6つのポイント

貯金限度額引き上げはその他金融機関に影響 

ゆうちょ銀行の貯金限度額引き上げによって、その他の金融機関に影響が出る可能性はありそうです。現在地方銀行の経営環境は悪化しており、預金が流出する事態となれば更に苦しい状況になることが予想されます。

ゆうちょ銀行貯金限度額引き上げのニュースは、ゆうちょ銀行の業績よりもその他の金融機関に与える影響の方が大きそうです。

⇒【地方銀行株で利益を上げるためのポイント

まとめ 

ゆうちょ銀行の株価は年初来安値を更新し、軟調な展開が続いていますが、今後も安値更新を警戒する時間が続きそうです。

貯金限度額引き上げによる株価や業績への影響はほぼなく、預金が流出することによってその他の金融機関に影響を与えそうです。

<こんな記事も読まれています>

⇒【ホシザキ、決算提出遅延で上場廃止の可能性
⇒【「ソフトバンク」初値が公開価格割れした理由
⇒【「ソフトバンク」株価上昇・下落の可能性
⇒【APAMAN、札幌爆発事故の株価への影響
⇒【押し目買いの詳細を解説
⇒【サラリーマンがiDeCoを活用すべき理由
⇒【「毎月1万円株式投資」おすすめの方法
⇒【「複利運用」の重要性・威力
⇒【株価が上がる銘柄の探し方
⇒【株式投資がうまくいかない時は・・・

関連記事

  1. 吉野家2019年1月以降株価上昇・下落の可能性は?決算赤字転落の影響は?

  2. トヨタ「アルファード」「ベルファイア」リコールへ。原因などの詳細内容と株価への影響は?

  3. スルガ銀行不正融資認める。株価や決算への影響は?書類改ざん知りながらシェアハウス向け融資実行、金融庁…

  4. 伊藤園2018年9月以降株価上昇・下落の可能性は?大幅安の理由は2019年4月期第一四半期決算の減益…

  5. 京都銀行2018年8月以降株価上昇・下落の可能性は?行員が顧客口座から約5,600万円を着服し懲戒解…

  6. TATERU(タテル)2019年1月以降株価上昇・下落の可能性は?預金残高データ改ざんの影響は?

  7. 燦(サン)キャピタルマネージメントは仕手?2018年10月以降株価上昇・下落の可能性。

  8. アパマン(APAMAN)2018年12月以降株価上昇・下落の可能性は?札幌爆発事故の影響は?

  9. レオパレス2018年8月以降株価上昇・下落の可能性。建築基準法違反の影響で2019年3月期第一四半期…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

おすすめ記事

  1. 「小僧寿し」株価上昇・下落の可能性。債務超過で上場廃止の猶予期間入りへ。
  2. 「FIP投資顧問」行政処分勧告。KAZMAX(カズマックス)サロンへの影響は?
  3. 鳥貴族株価上昇・下落の可能性。2019年7月期決算赤字転落の影響は?
  4. みずほ銀行株価上昇・下落の可能性。2019年3月決算大幅下方修正の影響や原因は?…
  5. 「五洋インテックス」株価上昇・下落の可能性。週足チャート逆三尊形成で反発期待。

人気記事

PAGE TOP