日清食品ホールディングス(HD)の株価は安値圏での数位が続いており、年初来安値を更新するのか注目です。
そんな中、参加の日清食品チルドが2019年4月から主力の冷蔵麺製品の値上げを発表。業績が回復し、株価に影響を与えるのでしょうか。
ここでは日清食品HDの株価の動き、日清食品チルド製品値上げについてみていきたいと思います。
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日清食品株価、値上げの影響なし
日清食品HDの2018年12月11日の株価は前日比▲60円(▲0.8%)の7,060円で取引を終了しました。
傘下の日清食品チルドが主力製品値上げのニュースの影響は特になく、節目となる7,000円、そして年初来安値6,850円を割り込むのか、重要な局面を迎えています。
日清食品2018年株価の値動き
日清食品HDの2018年の株価は、年初の1月9日に年初来高値となる8,470円を付けた後下落に転じ、3月8日には7,000円の安値を付けました。
その後は上昇トレンドに入り、6月27日には年初来高値に迫る8,400円まで上昇した後、再度下落に入り8月21日には年初来安値となる6,950円を付けました。
9月以降は7,000円台での値動きが続いており、年初来安値を割り込むのか注目です。
日清食品のテクニカル分析
日清食品HD株価のテクニカル分析は、全ての移動平均線が下向きとなっており、下落トレンドを形成しています。
目先は節目の7,000円を割り込むのかが注目で、下抜けした場合には8月21日の年初来安値6,850円を更新する可能性が高まります。一気に下落が加速する可能性があるので、注意が必要です。
7,000円で反発したとしても25日移動平均線(緑色)が位置する7,200円付近、75日移動平均線(水色)が位置する7,320円付近がレジスタンスとなる可能性が高いです。
株価が上昇に向かうには、時間を要しそうです。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
日清食品チルド値上げの詳細
日清食品HD傘下の日清食品チルドは、小麦価格や人件費・物流費の上昇を理由に、2019年4月から主力製品の値上げを発表しました。値上げ幅はメーカー希望小売価格の3~9%となっています。
主な対象商品は「行列のできる店のラーメン店」、「日清のラーメン屋さん、「つけ麺の達人」、「日清の太麺焼きそば」、「日清焼きそば3人前」、「日清焼うどん」「日清の冷やし中華3人前」「日清のラーメン屋さん冷やし中華」「涼麺」など。
まとめ
日清食品HDの株価は安値圏での推移が続いており、年初来安値を更新するのか重要な局面を迎えています。テクニカル的にも弱く、株価が上昇に向かうには時間を要しそうです。
傘下の日清商品チルドは主力商品を2019年4月から値上げすることを発表しましたが、業績や株価に影響を与えるまでは時間を要しそうです。
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