株式投資の初心者は明確なトレードプランがなくなく、値ごろ感で売買してしまうことが多いです。
そのやり方でも運良く利益をあげられることはあるかもしれないが、長い間株式投資を行なっていると、損をする可能性が高くなってしまいます。
そうならないためにも、是非ともテクニカル分析を活用して、トレードプランを持って売買を行うと良いでしょう。
ここではテクニカル分析の使い方についてみていきたいと思います。
目次
値ごろ感でトレードすることの問題点とは?
値ごろ感でトレードすることの問題点は、どこまで上がれば利益を確定するのか、どこまで下がれば損切りをするのかという方針がないため、感覚での売買となってしまいます。
株価が運良く上昇すれば利益となるので問題はないが、もし下降トレンドの銘柄を購入してしまった場合には、どこで損切りするべきかわからなくなってしまい、含み損を拡大し続けてしまう場合があるでしょう。
信用取引でレバレッジを使っていない限りは強制的にロスカットされる心配はないですが、それでも含み損を抱えておくことは、資金を無駄なところに使っていることになるし、他の銘柄で利益を上げるチャンスを失っていることになります。
また含み損を抱えていると精神衛生上も良くないため、私生活にまで影響を及ぼす可能性もあるので、避けた方が良いでしょう。
ローソク足と移動平均線を活用しよう。
テクニカル分析と聞くと、相当な知識が必要で難しいと考えている人は多いですが、初心者でも使いこなすことはできるので安心してください。
初心者におすすめなのは、ローソク足チャートを見るのと、移動平均線の活用です。
ローソク足チャートを見ることで、現在の株価が過去より高い水準にあるのか、安い水準にあるのかを客観的に把握することができます。
まずはローソク足チャートをみるだけでも、値ごろ感のトレードから抜け出す大きな一歩となるでしょう。
ローソク足には1分足、1時間足、日足、週足などさまざまなものがあり、どの時間軸でトレードをするのかによって見るべきチャートは変わってきますが、初心者であれば日足チャートをみることをおすすめします。
日足チャートは多くの人が見るチャートであるため、人間心理が1番機能しやすくなります。
日足チャートを200日から250日分表示させれば、約1年間の値動きを確認することができます。
その際にはチャート上の1番の高値、安値はどこなのかというところに注目すると良いでしょう。
高値を更新し続けているのであれば上昇トレンドで今後も株価は上がって行く可能性が高いですし、安値を更新しているのであれば下降トレンドで株価は下がって行く可能性が高いです。
⇒【ローソク足の見方を解説】
移動平均線の具体的な活用方法とは?
ローソク足を使うことで過去の株価の値動きや現在の株価がどういう値位置にあるのかを把握することができますが、売買のタイミングをはかるのであれば移動平均線がおすすめです。
移動平均線は多くのトレーダーが見ているので、移動平均線の値位置で株価の動きが転換することは多いです。
移動平均線は過去の一定期間の終値の平均値をつなげたもので、トレンドを判断するのに非常に役に立ちます。
短期でみるのであれば10日移動平均線、中期でみるのであれば25日移動平均線や75日移動平均線、長期であれば200日移動平均線を使うことが多いです。
どれを使った方が良いということはありませんので、自分のトレードスタイルにあわせて、お気に入りのものを見つけて行くと良いでしょう。
過去の株価の傾向を見ながら、25日移動平均線で反発することが多ければ、次に25日移動平均線近くまで下落した際に買うというトレードは有効になります。
このように移動平均線を使っていけば、値ごろ感のトレードから抜け出す事ができるでしょう。
株で失敗しないコツ!値ごろ感トレードで損をしないためにテクニカル分析を活用まとめ
値ごろ感でのトレードを繰り返していると、どこかで大きな暴落に巻き込まれる可能性が高くなってしまいます。
テクニカル分析は難しいと思って敬遠している人は多いですが、少し勉強すれば簡単に使いこなすことができます。
テクニカル分析を使えば値ごろ感のトレードから脱却し、勝ち組トレーダーの仲間入りできる可能性が高くなります。
是非テクニカル分析を活用して、株式投資で利益を上げていってください。
<こんな記事も読まれています>
⇒【株式投資で失敗する人の3つの特徴とは?】
⇒【過去検証の方法を解説】
⇒【取引履歴の重要性と方法を解説】
⇒【逆指値注文で確実に損切りしよう】
⇒【資生堂で過去検証その結果は】
⇒【ドルコスト平均法を解説】
⇒【従業員持株会の詳細を解説】
⇒【NISAの詳細を解説】
⇒【サラリーマンがiDeCoを活用すべき理由】
⇒【日経新聞を無料で読む方法】
この記事へのコメントはありません。