タカラトミーは2018年8月7日に2019年3月期第一四半期決算の発表を行いました。決算発表を受けて、株価はストップ高となり、今まで安値圏で推移していた株価に見直しの動きが入っています。
ここではタカラトミー決算発表の内容、株価の動きについてみていきたいと思います。
目次
タカラトミー2019年3月期第一四半期決算発表。上半期は上方修正も通期は据え置き。
タカラトミーの2019年3月期第一四半期決算は、売上高が前期比▲0.4%の383億円、四半期純利益が前期比+0.7%の12億円と、ほぼ前年同期から横ばいになっています。
しかしながら、2019年3月期上半期決算見通しは、「リカちゃん」「デュエル・マスターズ」「ベイブレードバースト」などの売上が好調であることから、上方修正。売上高は前回発表830億円から+4.8%の870億円、上半期純利益は前回発表25億円から+52.0%の38億円に上方修正しました。
通期業績予想については、今後の推移を踏まて変更するとし、据え置きとしています。売上高は前期比▲3.0%の1,720億円、当期純利益は前期比▲24.6%の60億円となっています。
タカラトミー株価ストップ高。今後本格的に上昇する可能性は?決算発表の影響は?
2018年8月8日のタカラトミーの株価は、前日比+150円(+16.7%)の1,048円と、決算発表を受けてストップ高で取引を終了しました。以下はタカラトミーの日足チャートです。
2018年のタカラトミーの株価は、年初に大きく暴落した後下降トレンドが続いており、6月26日には年初来安値となる854円を付けました。その後も安値圏での推移となっていましたが、2019年3月期第一四半期決算発表を受けて、割安な株価に見直しが入り、ストップ高と一気に上昇しています。
テクニカルには3本の移動平均線が横ばいとなっており方向感のない展開となっていましたが、ストップ高により75日移動平均線(水色)を突破してきています。このまま75日移動平均線より株価が上で推移していけば、さらに上昇に向かう可能性は高いでしょう。
⇒【株で失敗しないコツ!株式投資で失敗する人の3つの特徴とは?】
タカラトミーのPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りからみた株価の水準は割安か?
8月8月終値時点のタカラトミーの連結PER(株価収益率)は16.5倍と、ストップ高になったことで日経平均株価採用銘柄平均に近づいてきています。2019年3月期通期見通しは今回据え置きましたが、今後上方修正されるようだと、PERは再度割安な水準となって、買いが入る可能性はありそうです。
連結PBR(株価純資産倍率)は1.8倍で割安感はありません。配当利回りは1.3%と高い水準ではないものの、配当利回りがあることで投資家の買いが入りやすい状況となるかもしれません。
⇒【PERの詳細を解説】
タカラトミー2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ
タカラトミーの株価は安値圏で推移していましたが、決算発表を受けて見直しの買いが入り、ストップ高で取引を終了しています。通期の決算予想は据え置きましたが、今後上方修正する可能性もあり、今後株価が上昇に向かうことが期待されます。
<こんな記事も読まれています>
⇒【地方銀行株で利益を上げるための方法やポイントとは?】
⇒【宅配・運送業者株で利益を上げるための方法やポイントとは?】
⇒【カルテルの詳細をわかりやすく解説】
⇒【高配当株を長期保有する際の6つのポイントとは?】
⇒【株主優待で効率よくお金を貯めるポイントを解説】
⇒【海運業界株で利益を上げるためのポイント。日本郵船と川崎汽船の統合の可能性は?】
⇒【仕手株の詳細をわかりやすく解説】
⇒【ワタミ2018年8月以降株価上昇の可能性は?】
⇒【ユニバーサル元取締役岡田氏、香港で逮捕】
⇒【いきなりステーキ客数減少で株価大幅安】
⇒【ペッパーフードサービス2018年8月以降株価上昇の可能性は】
⇒【森永製菓2018年8月以降株価上昇の可能性は?】
⇒【IHI株価上昇の可能性は?国税局から申告漏れの指摘】
この記事へのコメントはありません。