3808 オウケイウェイブが関わる仮想通貨Wowbitが2018年5月15日に海外仮想通貨取引所であるBit-Zに上場しました。
仮想通貨市場が低迷する中、日本の上場企業が手掛ける案件ということで注目を集めましたが、期待を裏切る形となり、オウケイウェイブの株価は大きく下落しています。
ここではWowbit上場後の値動きとオウケイウェイブの株価の動きをみていきたいと思います。
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目次
仮想通貨Wowbit(WWB)、ICO価格割れへ。海外仮想通貨取引所Bit-Zに上場。
仮想通貨Wowbitは日本時間2018年5月15日16時に海外仮想通貨取引所Bit-Zに上場しました。
上場前には大きな注目を集め、Twitterなどでは有名なトレーダーが上昇を期待させるようなコメントをするなど、低迷が続く仮想通貨市場の中で期待は高まっていました。
上場後一時的には上昇する場面はあったものの、その後は停滞し、2018年5月17日15時現在の価格は1WWB=0.001ETH(イーサリアム)近辺となっております。
2018年3月に実施されたプレセールでは1WWB=0.0011ETHでの販売が予定されていました(その後販売通貨はNEOに変更され、1WWB=0.01NEOとなりました)。
そのプレセール価格をベースとすると現在はICO(Initial Coin Offering=新規仮想通貨公開)価格割れとなっています。
以下はWWB/ETHの1時間足チャートです。
Wowbit(WWB)、ICO価格割れでも時価総額は30位前後。今後BinanceやHuobiへの上場も噂され、上昇に期待。
WowbitはICO価格を割れましたが、それでも仮想通貨の時価総額ランキングでは30位前後となっています。
今後は5つの仮想通貨取引所への上場が予定されているとのことで、その中には大手であるBinanceやHuobiへの上場が噂されます。
大手取引所へ上場すれば取引が活発になり価格上昇が期待されていますが、上昇するにはビットコインが上昇してこないと難しいとの意見もあります。
そもそもWowbitのプラットフォームであるWowooは2018年3Q(7月~9月)にリリースされる予定です。
まだサービスすら始まっていない状況ですので、以前のような仮想通貨バブルが来ない限りは、期待したような大幅上昇はないのかもしれません。
オウケイウェイブ株価は大幅下落。Wowbitの失望売りで高値からの下落率は▲54%。
オウケイウェイブの株価はWowbitへの期待感から2018年5月7日に8,060円の高値を付け、年初から13倍超まで上昇しました。
しかしながら、翌5月8日はストップ安である▲1,500円とその後は大きな下落を続け、Wowbit上場の5月15日もストップ安の▲1,000円、Wowbit上場翌日もストップ安の▲1,000円、5月17日も下落が止まらずストップ安の▲700円となっています。
現在の価格は3,670円と高値からの下落率は54%となっています。
テクニカル的にも株価は75日移動平均線(水色)を下回っており、Wowbitの期待が裏切られ、上昇は見込みにくい状況です。
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まとめ
プレセールは数分で完売すると期待の高かったWowbitですが、それを裏切られる形でオウケイウェイブの株価は大幅に下落しています。
今後もWowbitの動き次第で株価は左右されると思いますが、値動きが激しくボラティリティが高くなっていますので、トレードする際には注意が必要です。
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