株式投資で利益を上げていくためには、トレンドを判断するのは非常に重要になります。
ここではトレンドの判断の方法を見ていきたいと思います。
目次
トレンドとは?上昇トレンド、下降トレンド、持ち合いとは?
トレンドとは、ある銘柄の株価が継続的に一定方向に動いている状態のことを言います。
株価が値上がりしている状態のことを上昇トレンド、株価が値下がりしている状態のことを下降トレンドと言います。
トレンドは常に発生しているわけではなく、株価に方向感がなく、上昇トレンドとも下降トレンドとも言えない状態のことを、持ち合いや横ばい、ボックス相場と言います。
⇒【順張りについて解説】
⇒【押し目買いの詳細を解説】
移動平均線を使って株価のトレンドを判断しよう。
株価のトレンドを判断する際には、移動平均線を使うことが多いです。
ここでは25日と75日移動平均線を使った、トレンドの判断方法を見ていきましょう。
① 上昇トレンド
上昇トレンド発生時には、株価は移動平均線より上に位置し、2本の移動平均線は右肩上がりの状態となっています。チャートの上から、株価、短期移動平均線(25日)、長期移動平均線(75日)の順番に位置していることが理想的です。
② 下降トレンド
下降トレンド発生時には、株価は移動平均線より下に位置し、2本の移動平均線は右肩下がりの状態となっています。チャートの上から、長期移動平均線(75日)、短期移動平均線(25日)、株価の順番に位置していることが理想的です。
③ 持ち合い、横ばい、ボックス相場
持ち合いの場合には、株価と2本の移動平均線の上下の位置関係は頻繁に入れ替わる状態です。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
⇒【ローソク足の見方を解説】
日経平均株価のトレンドを判断しよう。それぞれに最適なトレード手法とは?
ここでは日経平均株価日足チャートから、トレンドを判断していきましょう。
移動平均線は25日(緑色)と75日(水色)の2本を表示させています。
① 上昇トレンド
上から株価、25日移動平均線、75日移動平均線と位置しており、綺麗な上昇トレンドです。順張りの買いエントリーを行うことで、利益を上げる可能性が高くなります。高値掴みをしないよう、25日移動平均線付近まで下落調整した押し目を拾うのも効果的です。
② 下降トレンド
上昇トレンドから下落トレンドに転換したチャートで、チャートの右半分は75日移動平均線、25日移動平均線、株価と位置しており、綺麗な下降トレンドです。25日移動平均線か75日移動平均線を下抜けしてデッドクロスを完成した後に、株価が25日移動平均線付近まで上昇したポイントで売りエントリーを行うことで、利益を上げる可能性が高くなります。
③ 持ち合い、横ばい、ボックス相場
株価、25日移動平均線、75日移動平均線の位置関係が定まらず、トレンドが無く持ち合いの状態です。青線のボックスに囲まれているような状態から、ボックス相場とも言います。持ち合い相場では同じレンジで株価が行き来することから、ボックスの下限で買う、ボックスの上限で売るという逆張りのトレードが可能です。また、持ち合いが終了した際にはトレンドが発生することが多いことから、株価が上下どちらかに抜けた際に、順張りでついていくという手法も有効的です。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
⇒【順張りの詳細を解説】
⇒【逆張りの詳細を解説】
まとめ
トレンドについて理解していただけましたでしょうか?
トレンドをしっかり見極めることができれば、株式投資で利益をあげる可能性が一気に高まります。
トレンドを判断した上で、優位性のあるトレード手法を取り入れていきましょう。
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