RSIとRCIの違いや使い分けを初心者にわかりやすく説明!重要なテクニカル指標!

テクニカル指標の中でも人気があるRSIとRCIは名称が似ていて、違いや使い分けがわからないという人も多いのではないでしょうか?一見すると同じような指標と思いがちですが、それぞれ機能しやすい相場状況は異なるため、自分のトレードスタイルに合わせて適切なものを使っていく必要があります。特徴を理解して使いこなせば、相場で利益を出す可能性を最大化してくれることでしょう。

ここではRSIとRCIの違いについて解説していきます。

⇒【RSIの詳細を解説
⇒【RCIの詳細を解説

RSIとRCIの違いや使い分けを解説 

RSIとRCIの比較は以下の通りです。

RSIは「Relative Strength Index」の略で、日本語では相対力指数と呼ばれています。RSIは買われすぎや売られすぎを判断するのに適したテクニカル指標で、逆張りのトレードに適しています。機能しやすい相場はボックス相場や緩やかなトレンドの相場で、サポートやレジスタンスのポイントで逆張りすることで利益を上げられる可能性が高くなります。RSIの数字の範囲は0~100で、25まで下落すれば株価は売られすぎで買いシグナル、75まで上昇すれば株価は買われすぎで売りシグナルと判断するのが一般的です。

一方でRCIは「Rank Correlation Index」の略で、日本語では順位相関係数と呼ばれています。買われすぎや売られすぎを判断するのに適しているという点はRSIと似ているのですが、RCIは順張りのトレードに適しています。機能しやすい相場はトレンドが発生している相場で、上昇トレンド時の押し目買いや下降トレンド時の戻り売りを判断するのに相性が良いテクニカル指標です。

RSIはうまくいけば相場の転換点を拾うことができるため、勝率は低くなりますが大きな値幅を取れる可能性があります。RCIはトレンドに順張りするため勝率は高くなりますが、小さな値幅を確実に取っていくトレードに適しています。

RSIとRCIの上手な使い方 

RSIもRCIも買われすぎや売られすぎを判断するのに適したテクニカル指標ですが、それぞれ単独で使用するよりもその他のテクニカル指標と組み合わせたほうが、よりトレードの精度は上がります。たとえば、移動平均線と一緒に利用することで、より精度の高いトレード判断をすることが可能となります。

RSIで長期のトレンド転換を狙っていくのであれば、日足だけでなく週足や月足など長い時間軸でのチャートを見て、長期トレンドが何年おきに転換しているのかを把握しておくことが重要です。これによってトレンド転換のタイミングをうまく図ることができるでしょう。逆張りでトレードする場合には、直近高値や直近安値を更新したポイントに損切りラインを設定しておくのがおすすめです。

RCIを使っていくのであれば、日足チャートなどでその時発生しているトレンドを判断することが重要です。たとえば上昇トレンドが発生している銘柄で、タイミングを考えずに買ってしまうと、高値掴みとなってしまってその後株価が下落するというのはよくある話です。RCIを使って押し目を狙うことによって、高値掴みをすることは無くなり、勝率も上がっていくことでしょう。損切りはトレンドを否定するポイントに設定しておけば良いので、シンプルです。

まとめ 

RSIもRCIも買われすぎや売られすぎを判断するのに適したテクニカル指標ですが、RSIは逆張りに、RCIは順張りのトレードに相性が良いです。それぞれ単独で使うというよりは、その他のテクニカル指標と組み合わせることで、より精度が上がりますので、色々と試してみると良いでしょう。

それぞれの詳細は別の記事にまとめていますので、そちらも参照してください。

<こんな記事も読まれています>

⇒【RSIの詳細を解説
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