2018年5月21日の前場終了時点の日経平均株価は前日比+112円(+0.5%)の23,042円でした。
23,000円台は米国債金利上昇をきっかけに下落をした2018年2月2日以来、約3ヶ月半ぶりとなります。
ここでは日経平均株価上昇の要因と子今後の値動きについてみていきたいと思います。
⇒【日経平均株価の詳細を解説】
日経平均株価、2月2日以来3ヶ月半ぶりの23,000円台へ!好調な企業決算と円安ドル高が主要因。
日経平均株価は2018年3月26日に20,347円の安値を付けた後、約2ヶ月で約2,700円の上昇となりました。
2018年2月に米国債金利上昇によりダウ平均株価が急落、それにつられる形で日経平均株価も急落してから上昇トレンドを形成しています。
主な要因の1つに好調な企業決算があります。
2018年3月期の決算はほぼ出揃い、2年連続で過去最高益更新となりました。
もう1つの要因としてはドル高円安です。
一時105円前後での推移となりましたが、現在は111円前後での推移となっています。
2019年3月期の決算想定レートは、105円に設定している企業が多く、現在の為替レートであれば業績の改善が期待されます。
以下はドル円日足チャートになります。
日経平均株価チャートからみる今後の値動き予想は?
日経平均株価日足チャートから今後の値動きを考えていきましょう。
テクニカル的には、10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)は上向きで、それぞれ75日移動平均線(水色)とゴールデンクロスを完成し、23,000円台に突入して安値からの戻りは明確になっています。
あとは75日移動平均線が上向きとなれば、更に綺麗な形となって上昇が期待されます。
ただし、次の上値の目途となる2018年1月23日に付けた高値24,129円まではまだ値幅があり、新規材料が無いと簡単に突破するのは難しそうです。
また現在の23,000円の水準は2017年11月から12月にかけて約2ヶ月もみ合った価格帯であるため、多少もたつく可能性はあります。
堅調に推移していることや23,000円台という節目を突破したことから、一旦利食い調整が入る可能性は高そうです。
ただ基本的には上昇継続目線ですので、調整が入っても25日移動平均線が位置する22,400円近辺を維持できれば、再び上昇する可能性が高いとみています。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
ようやく日経平均株価は上昇基調に戻してきて、個人投資家にとっては嬉しいニュースです。
日経平均株価に対して戻りの鈍いダウ平均株価も上昇してくれば、それにつられる形で更なる上昇が期待できます。
企業業績も好調ですので、今後の値動きが楽しみです。
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