株式投資を始めるにあたって、どのような人たちが参加しているのか気になるのではないでしょうか?
ここでは日本の株式市場の参加者はどのような人たちがいるのか見ていきましょう。
⇒【株式市場の詳細を解説】
目次
株式投資の参加者はどんな人たち?それぞれの割合は?
主な参加者は、個人投資家、機関投資家、外国人投資家に分別することができます。
日本取引所グループが発表した2016年度株式分布状況調査の調査結果によれば、株式保有比率によるそれぞれの参加者の割合は、個人投資家は17.1%、機関投資家は52.7%、外国人投資家は30.1%、その他が0.1%となっています。
この後の章では、それぞれの特徴についてみていきましょう。
⇒【株式投資の真実とは】
株式市場における個人投資家とは?個人投資家の特徴やメリットは?
あなたが株式投資を始めるのであれば、ここに分類されます。
割合は17.1%と決して多くなく、また取引金額も他の参加者に比べると小さいです。
プロが多い株式投資の世界ではありますが、個人投資家ならではの強みもあります。
まずはプロと違って長期的な視点で投資できる点です。
プロは1年や四半期での結果が求められることがあり、短期的に値上がりしそうな銘柄しか基本的に取扱うことができません。
またプロは相場が良い時も悪い時も売買をしなければならないですが、個人投資家は他に本業を持っている人が大部分だと思いますので、相場が良い時だけを狙って売買することが可能です。
株式市場における機関投資家とは?機関投資家の特徴は?
銀行、生命保険会社、損害保険会社、証券会社、投資顧問会社、年金基金のことをひとまとめに、機関投資家と呼びます。
割合は52.7%と日本の株式市場の半分以上を占めます。
機関投資家の特徴としては、個人投資家とは比較にならないほどの莫大な資金を投資しているため、株式市場への影響力は非常に高いです。
株式市場における外国人投資家とは?外国人投資家の特徴は?
最近増えているのが外国人投資家で、主に外国の銀行、証券会社、ヘッジファンド、年金機構などがこれにあたります。
割合は30.1%と、毎年割合は上昇しています。
外国人投資家も機関投資家と同様に莫大な資金を投資しており、影響力は非常に高いです。
外国人投資家はドル円相場を中心とした為替市場にも影響を受けるため、為替相場の値動きによって売買をすることがあります。
これが為替市場と株式市場が連動する要因の一つでもあります。
まとめ
日本の株式市場の参加者のイメージは掴めましたでしょうか?
大きな金額を動かす機関投資家、外国人投資家は確かに影響力は高いですが、個人投資家は個人投資家の強みを活かして、株式市場で利益を上げていくことは可能です。
株式投資をする際には、それぞれの参加者の特徴を掴んでおくことも重要です。
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