JASDAQ INDEX(ジャスダック指数)の詳細を初心者にわかりやすく解説。サブインデックスであるスタンダード、グロース、TOP 20とは?
東京証券取引所の新興市場であるJASDAQについての株価指数に、日経ジャスダック平均株価の他にJASDAQ INDEXというものがあります。
JASDAQの銘柄のトレードを行うのであれば、注目すべき指数です。
ここではJASDAQ INDEXについてみていきましょう。
目次
JASDAQ INDEX(ジャスダック指数)とは?東証が算出するJASDAQ全銘柄を対象とした株価指数。
JASDAQ INDEXとは、新興市場であるJASDAQに上場する全銘柄(日本銀行、不動産投資信託、外国株および整理銘柄は除き、2018年5月2日時点で740銘柄)が対象となった株価指数で、東京証券取引所(東証)が算出しています。
算出開始は1992年12月28日ですが、データとしては1991年10月28日まで遡って算出しています。
以下はJASDAQ INDEXの日足チャートです。
⇒【株式市場の詳細を解説】
JASDAQ INDEX(ジャスダック指数)の算出方法とは?TOPIXやS&P 500と同じく時価総額加重方式を採用。
JASDAQ INDEXは、TOPIXやS&P 500と同じく時価総額加重方式を採用した株価指数で、1991年10月28日の株価を基準値の100として算出しています。
JASDAQ INDEX = 対象銘柄の時価総額合計 ÷ 基準値の時価総額合計 X 100(基準値)
時価総額は対象銘柄の追加や削除、合併などで指数全体の連続性に影響がでないよう、都度調整されています。
⇒【TOPIXの詳細を解説】
JASDAQ INDEX(ジャスダック指数)のサブインデックの詳細とは?スタンダード、グロース、Top 20の3種類。
東証が算出するJASDAQ INDEXのサブインデックスとして、以下の3種類がありますので、日足チャートとともにみていきましょう。
① JASDAQ INDEX(スタンダード)
JASDAQにあるスタンダード市場とグロース市場のうち、すでにある程度成長しており、事業活動の存続に支障がない会社が上場するスタンダート市場のみを対象とした株価指数です。時価総額加重方式を採用しており、対象銘柄数は700銘柄です(2018年5月2日時点)。2010年10月8日を基準値の100として算出しています。
② JASDAQ INDEX(グロース)
JASDAQにあるスタンダード市場とグロース市場のうち、成長可能性を有している会社が上場するグロース市場のみを対象とした株価指数です。時価総額加重方式を採用しており、対象銘柄数は40銘柄です(2018年5月2日時点)。2010年10月8日を基準値の100として算出しています。
③ JASDAQ TOP 20
時価総額や流動性から選出された、JASDAQを代表する20銘柄で構成された株価指数です。単純平均株価方式を採用しています。算出開始日は2010年10月12日です。毎年10月に構成銘柄の見直しを行います。以前は3765 ガンホーも構成銘柄でしたが、構成比率が大きすぎたため2016年10月に除外となりました。現在の構成銘柄は以下の通りです。
まとめ
JASDAQ市場全体を反映する株価指数としては、JASDAQ INDEXと日経ジャスダック平均株価の2種類があります。
また、JASDAQ INDEX(スタンダード)、JASDAQ INDEX(グロース)、JASDAQ TOP 20のサブインデックスもあり、自分のトレードスタイルにあわせて使い分けしてみるのもよいでしょう。
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