アメリカの株価指数には、ダウ平均株価、S&P 500とともに有名なナスダック総合指数というものがあります。
他の二つの指数と同じく重要な指数ですので、ここではナスダック総合指数についてみていきましょう。
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目次
ナスダック総合指数とは?約3,300銘柄を対象とする、中型・小型株を中心とした指標。
ナスダック総合指数とは、アメリカの新興企業向け市場のNASDAQに上場する全銘柄(約3,300銘柄)を対象とした株価指数です。
新興企業向け市場の中型株・小型株を中心と指数である点も、ダウ平均株価やS&P 500とも異なり、とても重要な指数です。
1971年2月5日から算出が開始されました。
構成銘柄は2018年5月5日現在、約3,300銘柄でハイテク株が多いのが特徴です。
主な構成銘柄としては、アップル(APPL)、グーグル(GOOG)、アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)などがあります。
以下はナスダック総合指数の日足チャートです。
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ナスダック総合指数の算出・計算方法とは?時価総額加重方式を採用。
ナスダック総合指数は、ダウ平均株価や日経平均株価の単純平均株価方式ではなく、S&P 500やTOPIXと同じく時価総額加重方式を採用しています。
ナスダック総合指数の算出方法は以下の通りです。
ナスダック総合指数 = NASDAQ上場銘柄の時価総額合計 ÷ 除数
NASDAQには継続的に新規企業が上場したり、対象銘柄が株式分割や合併したりと、ナスダック総合指数に影響を与えないように、除数を都度見直しています。
算出開始日の1971年2月5日の株価を基準値の100として算出されています。
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ナスダック総合指数の2つ関連指標とは?ナスダック100指数とナスダック金融100指数。
ナスダック総合指数の関連指標として、以下の2つがあります。
① ナスダック100指数
NASDAQ上場銘柄のうち、金融業界を除く時価総額上位100社を対象とした、時価総額加重方式の指数です。1985年1月31日に算出が開始されました。毎年6月に構成銘柄の見直しを行います。
② ナスダック金融100指数
NASDAQ上場銘柄のうち、金融業界の時価総額上位100社を対象とした、時価総額加重方式の指数です。1985年1月31日に算出が開始されました。毎年6月に構成銘柄の見直しを行います。
まとめ
ナスダック総合指数は、ダウ平均株価、S&P 500と同じく重要なアメリカ株式指数ですので、覚えておくと良いでしょう。
日本の小型株の値動きは、ナスダック総合指数に影響を受けますので、小型株を中心にトレードする人は注目すべき指標です。
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