ダウの犬戦略を日本の株式市場で実践!大型株100銘柄から10銘柄を選択して2017年度のシミュレーションしたら、日経平均株価のパフォーマンスを大きく上回る結果に!
ダウの犬戦略を日本の株式市場で実践してみたいと思います。
ダウの犬戦略の詳細と日本の株式市場で実践する際のルールは別の記事に書いていますので、そちらを参照してください。
⇒【ダウ平均株価の詳細を解説】
ダウの犬戦略を日本の株式市場で実践。日経平均株価を大幅に上回る結果に!
それではルール通りにシミュレーションしていきましょう。
まず、2017年3月31日終値時点の、大型株100銘柄を配当利回りの高い順に並べます。
資金は1億ですので、1社あたりの投資額を最大1,000万円かつ、最低購入金額が最も高い東京エレクトロンの購入予定金額9,724,000に一番近い金額となるよう、他9社の購入株数を調整すると、以下の表の通りになります。
業種別にみると、卸売業である総合商社が4社と多く、自動車と電気機器がそれぞれ2社ずつランクインしています。
ここで決定した銘柄及び株数を2017年4月3日の始値で購入すると、結果は以下の通りとなりました。
最終的な投資金額は97,693,870円です。
比較対象となる2017年4月3日の日経平均株価始値は18,988円でした。
ではそれぞれのパフォーマンスを比較する作業に入りましょう。
2018年3月30日終値時点の、大型株100銘柄を配当利回りの高い順に並べると以下の通りです。
黄色の4社が新規で上位10銘柄に入っていますので、伊藤忠、三井物産、丸紅、三菱商事の総合商社4社の購入済み株式を2018年3月30日終値で売却します。
売却済み金額、保有銘柄値洗い、配当の合計は以下の通りです(オレンジの銘柄は売却済みで確定損益、配当は確定していない銘柄もあるため、2018年5月4日時点の最新の予想値を使用)
ダウの犬戦略は、投資資金97,693,970円に対して合計資産は118,767,730円と121.57%のパフォーマンスでした。
一方で日経平均株価は18,988.00円から21,454.30円と112.99%のパフォーマンスでした。
ダウの犬戦略の方が圧倒的に高いパフォーマンスとなりました。
最後に2年目の準備をしましょう。
2018年3月30日終値時点の、大型株100銘柄を配当利回りの高い順に並べます。
前年度の合計資産118,767,730円に収まるよう、1社あたりの投資額を最大11,876,773円に一番近い金額となるよう、他9社の購入株数を調整すると、以下の表の通りとなりました。
決定した銘柄及び株数を2018年4月2日の始値で購入すると、以下の表の通りです。
2年目の投資金額は118,524,090円となりました。
比較対象となる2018年4月2日の日経平均株価始値は21,441.57円です。
⇒【日経平均株価の詳細を解説】
まとめ
ダウの犬戦略を2017年度に日本の株式市場でシミュレーションしたところ、日経平均株価より圧倒的に良いパフォーマンスとなりました。
対象銘柄を大型株の100社、比較を日経平均株価としているため、厳密には比較できませんが、それでもこの高いパフォーマンスは驚きです。
2017年度は多くの株価が上昇したということもあり、年間で下落となればまた違った結果になるかもしれません。
2年目の結果は、2019年4月頃に集計してアップデートしますので、楽しみにしていてください。
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