日本の代表的な株価指数としては日経平均株価がありますが、TOPIXについても聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
TOPIXも日本の株式市場の動向を把握する上で重要な指標となりますので、ここではTOPIXについてみていきたいと思います。
⇒【日経平均株価の詳細を解説】
目次
TOPIXとは?日経平均とは違い時価総額の指標で構成銘柄数も多い。
TOPIXとは、東証株価指数を表すTokyo Stock Price Indexの略で、東証一部に上場する全銘柄を対象とした株価指数です。
日経平均株価のように株価をベースにしたものではなく、時価総額を指数化したもので、1968年(昭和43年)1月4日の時価総額を100ポイント(基準値)として算出しています。
TOPIXは1969年(昭和44年)7月1日から算出が開始されました。
2018年5月2日終了時点のTOPIXは1,771.52ポイントであり、基準値から約18倍となっています。
2018年4月末時点でのTOPIX構成銘柄数は2,082銘柄となっています。
以下はTOPIXの日足チャートです。
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TOPIXと日経平均株価はどう使い分ければよいのか?TOPIXは日本経済全体を反映する指標?
TOPIXと日経平均株価はどのように使い分ければよいのでしょうか?
日経平均株価は、東証一部上場企業のうち225社の株価で算出された指数で、日本を代表する大手企業の株価を把握するのに役立ちますが、ファーストリテイリングをはじめとした上位企業の構成比率が非常に大きく、影響を受けやすいという問題点もあります。
一方でTOPIXは、東証一部上昇の全企業が対象となるため、より大きな視点で日本経済全体を反映した指標ということができます。
⇒【日経平均株価の詳細を解説】
TOPIXニューインデックスシリーズとは?TOPIX Core30とは?
TOPIX以外にも7つのTOPIXニューインデックスシリーズというものがあります。
その中でも代表的なものが、TOPIX Core30です。
TOPIX Core30とは、東証一部上場銘柄のうち、時価総額と流動性が特に高い30銘柄で構成された株価指数です。
1998年(平成10年)4月1日の時価総額を1,000ポイント(基準値)として算出しています。
TOPIX Core30は1998年(平成10年)4月2日から算出が開始されました。
2018年5月2日終了時点のTOPIX Core30は783ポイントとなっています。
構成銘柄は以下の通りで、日本を代表するリーディングカンパニーが名を連ねています。
毎年10月に構成銘柄の見直しが行われます。
2017年10月の見直しでは、7974 任天堂が追加され、8801 三井不動産が除外されました。
まとめ
時価総額を指数としたTOPIXについて理解していただけましたでしょうか?
日経平均と同じく日本を代表する株価指数となりますので、内容は理解しておいてください。
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