レオパレス21の2019年3月期決算は従来予想の黒字から一転して赤字に転落することを発表し、株価は大幅に下落しています。
ここではレオパレスの株価の動き、決算下方修正の詳細についてみていきたいと思います。
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レオパレス、決算下方修正の株価への影響は?
2018年10月30日のレオパレスの株価は前日比▲94円(▲18.0%)の428円で取引を終了しました。
取引中には一時ストップ安となる422円まで下落し、前日に発表した決算下方修正の影響で株は大きく売れられる展開となっています。
2018年のレオパレスの株価は年初から上昇傾向で5月11日には年初来高値となる1,023円を付けました。
しかしながら、その後はテレビにおいて違法建築の報道がされると株価は下降トレンドに転換し、2018年7月以降は600円前後での推移が続いていましたが、2019年3月期決算が赤字転落を発表すると、株価は更に下落しています。
テクニカルには移動平均線から見ると株価は更に下落しやすい状況にあり、今後も安値更新を警戒する時間帯が続きそうです。
ストップ安で引けとはならなかったものの、10月31日以降も値動きの荒い展開が続くことが予想され、明確に反発してくるまでは新規の買いは見送った方が良いでしょう。
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レオパレス2019年3月期決算下方修正、赤字転落へ。
レオパレスが発表した2019年3月期決算見通しは、売上高が前回発表対比▲7.2%の5,130億円、当期純利益は前回発表の115億円の黒字から▲60億円と赤字に転落。
違法建築物件の改修費用を追加計上したことと、120棟1,607戸のアパートを販売したことにより▲75億円の損失が発生したことが、赤字転落の主要因となっています。
レオパレスは土地を保有している地主に対して30年などの長期間の空室保証(サブリース)を行っていましたが、そちらも一方的に解除に動き、アパートオーナーからの訴訟案件も多く抱えています。
今後も業績が下方修正される可能性はあるかもしれません。
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まとめ
レオパレスは違法建築の改修費用やアパートの売却損によって2019年3月期の決算は赤字に転落する見通しとなりました。
その影響もあり株価は大幅に下落し、今後も安値を模索する展開が続きそうです。
レオパレスはアパートオーナーとのサブリース契約についての訴訟案件など、まだまだ決算に影響を与えそうな案件も多いため、株価が上昇するにはかなりの時間を要しそうです。
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