三越伊勢丹グループの株価は、2018年8月16日に1,183円の安値を付けた後、上昇に転じて年初来高値更新が迫ってきています。
そんな中9月26日には売上が悪化する伊勢丹相模原店、伊勢丹府中店、三越新潟店の3店舗を閉鎖することを発表、株価への影響が気になるところです。
ここでは三越伊勢丹の株価、3店舗閉鎖についてみていきたいと思います。
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三越伊勢丹、株価上昇で年初来高値更新か
2018年9月26日の三越伊勢丹の株価は、前日比+23円(+1.7%)の1,409円と大きく上昇して取引を終了しました。
3店舗閉鎖が発表されたのは引け後の15時ですが、その前から情報が漏れており、好感された可能性が高そうです。
2018年の三越伊勢丹の株価は、3月26日に年初来安値となる1,113円を付けた後常勝に転じ、6月12日には1,432円の年初来高値を付けました。
その後は再び下落に転じて8月16日には1,183円まで下落したものの年初来安値は更新せず、1,400円台を回復して年初来高値更新が期待されます。
テクニカルには10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)が上向きとなっており、上昇の勢いが強いことがわかります。
このまま上昇を継続できれば25日移動平均線と75日移動平均線(水色)がゴールデンクロスを完成し、さらなる上昇が期待できそうです。
すでに本日高値ベースでは1,418円を付け、7月6日高値1,410円を更新しているため、次のターゲットは6月12日に付けた年初来高値1,432円となります。
このまま上昇が継続して更新する可能性が高そうです。
短期的には上昇の勢いが強すぎるため、買いでエントリーするのであれば押し目買いを狙った方が良いでしょう。
10日移動平均線や75日移動平均線付近まで下落する局面はあると思いますので、そのあたりを狙っていくと良いでしょう。
また年初来安値更新のブレイクアウトを短期で狙っていくのも良いかもしれません。
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三越伊勢丹、赤字3店舗の営業終了を発表
三越伊勢丹は2018年9月26日にニュースリリースで伊勢丹相模原店、伊勢丹府中店、三越新潟店の3店舗を閉鎖することを発表しました。
3店舗は営業赤字が続いており、リストラによって業績の改善が期待されます。
引用:三越伊勢丹ニュースリリース
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三越伊勢丹、3店舗閉店による2019年3月期決算への影響
三越伊勢丹は3店舗営業終了による業績への影響は精査中としています。
2019年3月期決算見通しは、売上高が前期比▲5.8%の1兆1,195億円、経常利益が前期比+9.8%の300億円、当期純利益が130億円(前期は▲9億円の赤字)を見込んでいます。
閉店する3店舗の2018年3月期売上実績合計は473億円で売上高減少の可能性はありますが、赤字店舗の減少による業績改善が期待されます。
今年度は閉店による特別費用計上の影響で、決算にはマイナスの影響があるかもしれません。
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まとめ
三越伊勢丹の株価は上昇が続いており、年初来高値更新が期待できそうな状況です。
赤字3店舗の営業終了は、今年度の決算には一時的にマイナスの影響が出るかもしれませんが、長期的にはプラスとなるため、株価上昇の材料になりそうです。
今後の上昇に期待したいと思います。
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