ボリンジャーバンドの基本的な使い方として、逆張り的なトレードのサインとして使う方法を知っている方は多いと思います。
ここではボリンジャーバンドの更なる有効な使い方として、順張りのトレード手法を見ていきたいと思います。
⇒【逆張りの詳細を解説】
ボリンジャーバンドのスクイーズ、エクスパンション、バンドウォークとは?
ボリンジャーバンドをより有効に使う場合には、以下の3つのワードを理解する必要があります。
① スクイーズ
ハンドの幅が縮まることです。以下のチャートでは、3739 コムシードの日足チャートにボリンジャーバンドを表示しています。赤丸で示した部分をスクイーズです。
② エクスパンション
株価がバンド(主に+2σ)を上抜けることです。以下のチャートでは、8616 東海東京の日足チャートにボリンジャーバンドを表示しています。赤丸で示した部分がエクスパンションです。
③ バンドウォーク
株価がバンド(主に+1σ)の上で推移して上昇していくことです。以下のチャートでは、8053 住友商事の日足チャートにボリンジャーバンドを表示しています。赤丸で示した2か所が、バンドウォークです。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
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ボリンジャーバンドのスクイーズ、エクスパンション、バンドウォークを利用した有効なトレード手法とは?
スクイーズは株価の方向感がなく持ち合い相場となっているため、スクイーズの状態でトレードすることは非常に難しい状況です。
株価の持ち合いでエネルギーをためている状況ですので、株価が動きだしてからトレードチャンスを探るのが良いでしょう。
エクスパンションは+2σを上抜ける強い上昇ではありますが、順張りで買いエントリーすると、約95%の確立で株価は±2σに収束し、損失となる可能性があります。
しっかりとバンドの拡大を確認して、順張りで行く場合にはバンドウォークを狙っていく方法が良いでしょう。
バンドウォークでは明確にトレンドが発生していますので、順張りでトレードし、利益を上げていくことが可能になります。
エントリーの際にはバンドの拡大をしっかりと確認しましょう。
また、バンドが縮小してきたらトレンドの勢いも弱くなっているサインですので、決済のタイミングの参考にしましょう。
⇒【順張りについて解説】
まとめ
多くの人は株価がボリンジャーバンドの±2σに約95%で収束し逆張り的なトレードとして使うことは知っていても、エクスパンションやバンドウォークで順張りとしてトレードしていく方法はあまり知られていないと思います。
とても有効なトレード手法ですので、覚えておくとトレードの幅が広がると思います。
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