シャープは国内での白物家電生産を終了することを2018年8月3日に発表しました。親会社である鴻海精密工業の海外拠点を活用して、生産拠点を海外に移管します。
ここではシャープの国内白物家電生産終了の詳細、シャープの株価の動きについてみていきたいと思います。
目次
シャープ国内白物家電生産終了へ。栃木工場の液晶テレビ、八尾工場の冷蔵庫は海外生産へ。
シャープの戴会長兼社長が2018年9月3日、従業員向けのメッセージで国内白物家電生産の終了を発表しました。液晶テレビを生産している栃木工場は2018年内に、冷蔵庫を生産する八尾工場(大阪府)は2019年9月までに生産を終了する予定です。
シャープの八尾工場は1959年に竣工し、過去には白物家電では電子レンジや洗濯機なども生産していました。現在は冷蔵庫と照明器具の生産を行っており、照明器具の生産は引き続き行います。
白物家電の生産量を終了する2工場で働く従業員は約2,200人、リストラは行わず、配置転換などで雇用は継続する方針とのことです。今後は親会社である鴻海精密工業が保有する海外工場での生産を行っていきます。
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シャープ、白物家電生産終了の株価への影響は無い?今後上昇の可能性は?
シャープが白物家電の国内生産終了を発表した2018年8月3日の株価は、前日比▲69円(▲2.4%)の2,861円で取引を終了しました。下落幅は大きくなっていますが、今回のニュースの影響は少なそうです。以下はシャープの日足チャートです。
2018年のシャープの株価は、年初から下降トレンドを形成し、6月28日には年初来安値となる2,340円を付けました。その後は上昇を試す展開となっています。
テクニカルには株価は75日移動平均線(水色)を一旦超えてきており、下降トレンド終了の兆しが見えています。10日移動平均線(ピンク色)と25日移動平均線(緑色)は上向きとなっており、今後75日移動平均線とゴールデンクロス完成が期待されます。このまま75日移動平均線を回復し、上昇に向かえるのか注目です。
シャープ2018年8月以降株価上昇の可能性まとめ
シャープは親会社である鴻海精密工業と生産拠点の統合を進めるため、国内白物家電の生産を2019年に終了することを発表しました。
現時点での株価への影響はありませんが、シャープの株価は年初来安値から上昇を試しており、今後本格的な上昇に向かえるか注目です。
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