ゼネラル・エレクトリック(GE)がダウ平均株価の構成銘柄から外されることが発表されました。ダウ平均株価創設当時から採用されていた銘柄が、今回なぜ外されることになったのでしょうか?
ここではゼネラル・エレクトリックがダウ平均株価構成銘柄から外された理由と、新たな構成銘柄一覧についてみていきたいと思います。
目次
ゼネラル・エレクトリック(GE)ダウ平均株価構成銘柄から外れる理由や要因とは?採用期間は約110年間と最長。
ゼネラル・エレクトリックはダウ平均株価が創設された1986年5月26日から構成銘柄に採用されており、一時は外れた時期はあったたが、1907年11月7日以降の110年の間、ダウ平均株価の構成銘柄に名を連ねていました。現在の構成銘柄30銘柄中一番歴史が長い銘柄でした。
ダウ平均株価構成銘柄から外される理由は、近年の業績悪化や時価総額が大きく減少したことにあります。ゼネラル・エレクトリックの株価はダウ平均株価の構成銘柄の中で一番低く、構成比率は1%以下と影響度が著しく低くなっていました。
ダウ平均株価を算出するS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの指数委員会は、最高価格銘柄と最低価格銘柄の価格を10倍以内に抑えたい意向があったが、現在最高価格のボーイングとゼネラル・エレクトリックの差は約20倍となっていたことも、今回入替えの主要因となっています。
ゼネラル・エレクトリック(GE)ダウ平均株価構成銘柄から外れた後の一覧とは?ウォルグリーンが新たに加わる。
ゼネラル・エレクトリックに変わってダウ平均株価の構成銘柄となるのは、ドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)で、2018年6月26日に入れ替えが行われます。ダウ平均株価の構成銘柄の入れ替えは2015年3月9日にアップルがAT&Tに変わって以来となります。
ゼネラル・エレクトリックが外れ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが加わった後のダウ平均株価構成銘柄は以下の通りです。
ゼネラル・エレクトリック(GE)ダウ平均株価構成銘柄から外れるまとめ
ダウ平均株価創設時から構成銘柄に名を連ね、110年以上もその座を維持してきたゼネラル・エレクトリックが除外されるという驚きのニュースが入ってきました。近年は業績不振に苦しみ、株価も大きく下落していたため仕方ないかもしれませんが、超有名企業の1つが抜けるのは寂しい気持ちもありますし、時代の流れを感じます。
今後業績を回復させ、株価が上昇すれば再度構成銘柄に採用される可能性もありますので、今後のゼネラル・エレクトリックの復活に期待したいと思います。
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