「くら寿司」を運営するくらコーポレーションの2019年2月6日の株価は、前日比▲130円(▲2.3%)の5,520円で取引を終了しました。12月25日に付けた年初来安値4,925円からの上昇を継続できるのか、重要な局面を迎えています。
そんな中、大阪の店舗でアルバイトが不適切な動画を投稿し、謝罪するという事件が発生しました。株価への影響は見られないものの、同社に対するイメージが低下したことは間違いないでしょう。
ここではくらコーポレーションの株価と不適切動画投稿についてみていきたいと思います。
株価の値動き
くらコーポレーションの株価は2018年5月29日に年初来高値となる8,340円を付けた後、下落に転じ、12月25日は4,925円の年初来安値を付けました。その後は反発しており、今回の下落調整がどこで下げ止まりを見せるのか注目です。
12月25日安値及び心理的節目である5,000円を維持して上昇に向かうことができれば、6,000円に向けて上昇していく可能性は高いと考えることができます。
テクニカル分析
テクニカルには、現在の株価は10日移動平均線(ピンク色)が位置する5,510円近辺で下げ止まっている形となっています。ここで反発するか、下抜けしても25日移動平均線(緑色)が位置する5,430円がサポートなれば、上昇の勢いが継続する可能性が高いでしょう。25日移動平均線を割り込むようだと、年初来安値更新を警戒です。
上昇に向かえば、6,200円近辺は強いレジスタンスとなりそうで、一旦跳ね返される可能性が高いでしょう。この価格帯は2018年8月22日、10月30日にサポートとなっていたところであり、株価が下抜けしたことによって上値の抵抗となる可能性が高いです。
アルバイトが不適切動画投稿
くらコーポレーションは2019年2月6日、アルバイトが不適切な動画を投稿したことを謝罪するコメントを発表しました。
不適切動画は大阪府守口市の店舗で撮影されたもので、アルバイトの店員が魚をゴミ箱に捨て、それをまな板に載せようとする姿を映したものでした。この魚は廃棄処分されており、客には提供されていないとコメントしています。
この騒動による株価への影響は見られませんが、同社に対するイメージ悪化は避けられないでしょう。
まとめ
くらコーポレーションの株価は安値からの回復を試しており、今後も上昇を継続できるのか注目です。アルバイトが不適切動画を投稿した件についての影響は今のところありませんが、イメージ悪化は避けられず、長期的には影響が出る可能性もあるかもしれません。
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